11月最終週の注目材料は?
11月相場もいよいよ終わり、そして木曜日からは12月相場へ。
ドル円は9円の暴落からは140円を境に上下に方向感を失いつつも、ボラの低下はさほどなく、日本休場も米国休場でも例年とは違いしっかり動いていました。
株式市場は、例年通りボラ低下で穏やかな動きでした。
11月最終週の注目は、やはり12月2日(金)22:30~今年最後の「米雇用統計」です。
前回は、結果発表からドルが売られ時間経過と共に、ドル売りは強まっていきました。
その後も米国消費者物価指数(CPI)でもドル売りは更に強まり、ドル円は今年最大の「大暴落」と「変動率」になりました。
今回も「米雇用統計」の結果次第では、再びドルは強く売られるでしょう。
その流れは翌々週の「米国消費者物価指数」と続き「FOMC」の利上げペースを市場は織り込んでくるでしょう。
ドル円の今年最後のレート着地点が見えてきそうです。
ドル円は130円台前半も視野に
「米雇用統計」「失業率」「平均時給変化率」「労働参加率」いずれも米国は強い結果を維持しています。
インフレ率もピークからは低下しており米株式市場も上昇回復強く、米長期債利回りは低下気味でドル売りの流れは変わらない。
ドル円はテクニカル的にも年初来高値からは大きく乖離しており、もう一段階の下落となると130円台前半も見えます。
大きな指標結果を終えてからしっかり流れに乗って行きたい。
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