昨夜11月10日22:30に発表された米国消費者物価指数(CPI)。
【米国消費者物価指数(CPI)】
- 市場予想:8.0%
- 結果:7.7%(前月8.2%)
結果は前月よりも少し下回り、市場予想も下回った。
発表直後から非常に強いドル売りにて反応。
![2022年11月10日、米国消費者物価指数発表直後のドル円15分足チャート](https://forex-online.jp/wp-content/uploads/2022/11/fx-market-report-20221111-2-1024x717.png)
ドル円は「為替介入」をのぞけば、コロナショック時以来の大暴落となり、最終的には6円を超える「639pips」ほどの値幅となった。
この背景をみると市場はインフレ率の鈍化ピークアウトにより、FRBの利上げペースが落ちると判断。
コレにより株式市場は大きく上昇し、米長期債は暴落。ドル売りが激しく加速していった。
しっかりセオリーどおりの反応だった。
![ドル円、ドルインデックス、米10年債、GOJDの日足チャート](https://forex-online.jp/wp-content/uploads/2022/11/fx-market-report-20221111-3-1024x490.png)
![ドルインデックスと円インデックスの日足チャート](https://forex-online.jp/wp-content/uploads/2022/11/fx-market-report-20221111-4-1024x717.png)
テクニカル的にもドル円は下145円のサポートを大きくブレイクして抜けて行き、ドルストレードは大きく上にブレイクしたかたちとなった。
ドル円を買ったまま保有し、ドルストレートを売っていたまま保有し、この毎回激しく大きく動いている「重要指標」に突っ込んだポジションは大量に損切りされた。
あらかじめわかっているような「重要指標」を避けるのは、資産を守り、年間収支に大きく影響するので参考にしてほしい。
大きな材料をきっかけにしっかりブレイクしたので、筆者も抜けた方へ順張りで様子見していきたいと思います。