数ある国内FX会社の中でも、指折りの歴史と背景を持つセントラル短資FXが、今、ターニングポイントを迎えています。
顧客に選ばれる存在であり続けるための決意を宮下新社長に伺いました。また、市場業務部の西本さんには、FXで成功するための素養をディーラー目線で教えていただきました。
聞き手◉逢坂みぁ/撮影◉西光祐輔
[第一部]セントラル短資FX株式会社 代表取締役社長 宮下俊郎氏
セントラル短資FX株式会社 代表取締役社長 宮下俊郎(みやした としろう)
1988年、日本銀行に入行後、青森支店長、大阪支店副支店長、金融機構局上席考査役、福岡支店長、検査室長を歴任。2022年、セントラル短資FX株式会社に入社。2023年、同社代表取締役社長に就任。
─6月に社長に就任されましたが、思い描いているビジョンを教えてください。
「私たちセントラル短資FXは、真摯な企業活動を通じ、豊かな社会の創造に貢献する、誇り高い企業を目指しており、お客さまに寄り添う会社として、その期待に応えるべく、20年以上為替市場と向き合ってきました。
その過程で培った、圧倒的なノウハウと信用が、FXサービスの向上、取引ツールの使いやすさの追求、専門家による付加価値の高い分析・情報発信などの土台になっています。『Quality FX』にふさわしいサービスの提供により、お客さまに選ばれるFX会社であり続けられるよう、社員一丸となって全力を尽くしていきます」
─今後のサービス展開を教えてください。
「お客さまの多様化に積極対応していきます。これまでは40~50代の男性のお客さまの比重が高かったのですが、最近は幅広い層の方がFXに関心を持ち、取引を始めています。お客さまそれぞれの投資目的、投資経験、ITリテラシーにふさわしい投資機会と商品を提供できるよう努めていきます。
またお客さまにとって使いやすい取引ツールを提供することも、重要であると考えています。
特にスマホアプリはお客さまのご要望をできるかぎり取り入れ、日々進化させていかなければならないと考えています。最近では、子どものころからインターネットやデジタルデバイスに慣れ親しんでいる20~30代のお客さまの割合も増えています。このようなデジタルネイティブの世代に満足いただけるツールを提供するためにも、お客さまから寄せられる要望には全て目を通しています」
─マーケット情報の配信についてはいかがですか?
「相場に影響を与えるマーケットニュースを、厳選してリアルタイムでお届けしています。6月に始めた、直近の出来事や相場動向を1分間に凝縮して解説するYouTubeショートの動画も非常に好評です。
この春から俳優の林遣都さんをイメージキャラクターに起用し、TVCMや交通広告を展開しており、おかげさまで知名度もだいぶ高まってきました。
セントラル短資FXのスタッフは、お客さまのためになることなら誰もが率先して発言し、それを社内全体でブラッシュアップして取り組むことで新しい企画が次々と生まれています。これからもお客さまの取引に有意義であると判断したサービスは、スピード感を持ってどんどん提供していきますので、楽しみにしていてください」
[第二部]セントラル短資FX株式会社 市場業務部FXディーラー 西本和史氏
─ずばり、FXで利益を出すための秘訣を教えてください。
「上昇または下落基調の通貨ペアを、トレンド生成の要因を絞り込んだ上で取引するのが効率的です。建玉を構築した後は、そのトレンドが今後も続くのか、転換点が迫っているのかを見極めます。
このとき役に立つのが、テクニカル分析です。エントリーとイグジットのポイントを探るだけなら、基礎的な分析スキルがあれば十分です。
まず、チャートにトレンドラインを描いてみましょう。どの水準がトレンド終了の目安になるか見えてくるはずです。また、20日、90日、200日の単純移動平均線で、ゴールデンクロスやデッドクロスの発生を探るのも有効です。
そして、イグジットポイントがチャート上で見えてきたら、躊躇することなく、利食い、あるいは損切りをしてください。
FXは、基本的に取引手数料が無料です。私は『細かく利食い→次のエントリーポイントを探る』というような、クセをつけることが大切だと思っています。
セントラル短資FXでは、過去の値動きから未来の動きが予測できる『みらいチャート』や、お客さまが様々な視点で売買のタイミングを探ることができる、豊富なテクニカル指標に対応したツールも用意しており、これらを無料で利用できます。ぜひ使っていただけるとうれしいです」
─相場予想に必要なマーケット情報はどのように集めればよいですか?
「相場環境に影響を与える経済指標、金利、政治的な出来事などの情報は、インターネットで誰でも簡単に調べられますが、中にはフェイクニュースも含まれており、信頼できるソースであることが重要です。当社のウェブサイトに掲載している経済指標や、スマホアプリなどで24時間配信しているニュースを活用していただくのも、一つの手だと思います」
─FXで成功し続けるために、意識すべきことはありますか?
「FXで成功し続けるには、いくつかの重要な要素があると思いますが、特にリスク管理と分析の二つが重要だと思っています。成功し続けるトレーダーは常に慎重で、一回で大きな損失を被る可能性があるハイリスク・ハイリターンの取引は避けます。また、ポジションを持ったときには必ず損切り注文を入れるといったリスク管理を徹底し、過去の取引の振り返りや情報収集の手間も惜しみません。
当社のマーケット情報は量・質ともに充実しており、スマホ一つで、ご自身の過去の取引や傾向も可視化して簡単に振り返ることもできます。ぜひ皆さまに使っていただきたいです」
インタビュー日◎2023年7月18日
インタビュアー 逢坂みぁ(あいさか みぁ)
2019年の会社退職をきっかけにしてFXとYouTubeを開始。日足と15分足を使ったトレードを得意とし、損切りの早さに定評がある。
セントラル短資FX株式会社
2002年 日短キャピタルグループ(株)、セントラル短資(株)などが出資し、セントラル短資オンライントレード(株)を設立。個人投資家向けにFXのサービスを開始
2005年 改正金融先物取引法に基づく金融先物業者の登録(関東財務局長(金先)第51号)
社団法人金融先物取引業協会(現、一般社団法人金融先物取引業協会)へ加入
2007年 外国為替証拠金取引専業としては初めて(株)日本格付研究所(JCR)の長期優先債務格付(現、長期発行体格付)「BBB+(安定的)」を取得
金融商品取引法に基づく第一種金融商品取引業の登録(関東財務局長(金商)第278号)
2009年 セントラル短資FX株式会社に社名変更
2021年 第二種金融商品取引業の登録
(株)東京金融取引所のFX取引資格およびFXクリアリング清算資格取得
店頭外国為替証拠金取引においては、預託した証拠金の額を大きく上回る額の取引を行うことも可能ですが、外国為替相場や金利の変動等により、預託した証拠金の額を上回る損失が生じる可能性もあります。取引証拠金として、想定元本の4%(「法人口座」は法令等で規定する方法で算出した為替リスク想定比率)以上の額の必要証拠金を予め預託いただく必要があります。取引レート、両替レートおよびスワップポイントの売値と買値には差が生じます。取引手数料は無料、受渡手数料は1万通貨につき500円、顧客報告書発行手数料は無料(郵送の場合のみ、1件につき1,100円)です。取引に際しては、「店頭外国為替証拠金取引説明書」等の内容を十分にご理解いただき、ご自身の判断と責任においてお取組みください。
セントラル短資FX株式会社
金融商品取引業者
関東財務局長(金商)第278号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会
FX雑誌「外国為替」vol.13
発売:2024年10月22日(火)
定価:980円(本体891円)