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【FX為替相場見通し】日米政策金利据え置きで「円安ドル高」、米雇用統計で「円高ドル安」に

【FX為替相場見通し】日米政策金利据え置きで「円安ドル高」、米雇用統計で「円高ドル安」に

ゴールデンウェイ・ジャパン

7月最終週から8月始まりの週は「重要指標ラッシュ」でした。昨年2024年も同じようなスケジュールで「日銀政策金利を利上げ」と発表され、直前まで162円台に迫っていたドル円はどんどん下落し140円台を割り込むまでに。

日経平均は42,000円台に乗せ史上最高値を更新し続けていたのがなんと30,500円まで大暴落と歴史的なクラッシュ相場がやってきたのは記憶に新しいところです。今年も同じように全てが上昇気味で不穏な感じでしたが、相場は強気で「株高円安ドル高」でした。

■7月30日(水)27:00発表

【FOMC/FRB米国政策金利】発表は予想通りの据え置き。FRBはやや利下げと据え置きで割れ始めた感じではあったようですが、パウエルFRB議長はトランプ米大統領がFRBに訪問してきても一切動じず冷静に判断したのは流石と思いました。「関税による一部のインフレ懸念」なども発言されており、なかなか利下げには踏み切れない感じなのでしょう。とはいえ元々は年内2回の利下げ計画は変更なしとしていたので、今回の一件で2回の利下げは厳しい感じとなりました。

トランプ米大統領はこの結果を受けてスグに、「またやった、利下げが遅すぎる」 「パウエル議長はアメリカに数兆ドルの損失をもたらしている」 「パウエル議長は政治的すぎてFRB議長の役割にふさわしくない」などなど激しい罵倒を繰り返しました。

■FOMC明け7月31日(木)

【日銀金融政策決定会合】も予想通りの政策金利を据え置きとしました。発言内容から相変わらず大きな変更はない感じでしたが、次回の会合では利上げの可能性が少し出てきそうな感じはするものの、まだまだ分かりません。

米ドル/円1時間足チャート

いったんの乱高下はあったものの「円安ドル高」がフル加速しはじめ、ついにドル円は150円台に乗せて上昇ブレイクとなったのですが…。まさかの8月1日(金)21:30【米国雇用統計】が非常に悪い結果となり、それがトリガーとなって暴落しはじめ、最終的には151円台目前から147円台前半まで、360pips超えの下落で終わりました。

終わってみると週の始値へ振り出しどころか安値を更新する始末です。この上昇ブレイクしたトレンドに戻っていくのか!? それとも再び激しい下落が継続するのか?! 翌週から目が離せません!

米雇用統計直近24時間の通貨強弱チャート

FOMC・日銀が通過後は円安がどんどん加速。

米雇用統計後の通貨強弱チャート

しかし、米雇用統計・ISMを受けて激しく逆回転し円高ドル安へ。

直近1週間の通貨強弱チャート

1週間の流れでは円安ドル高が継続し続けていましたが、週末ですべてがなかったことに…。やや弱くなりはじめていたユーロも再び買い戻されつつあります。

その他の市場では、GOLDは急騰し、ビットコインは暴落しています。恐怖指数VIXは一気に20を超えてボラティリティが拡大しています。夏枯れ相場の中マーケットは停滞するのか、それともボラは上がったままになるのか!? 株式市場と為替が連動しはじめているので、しっかり監視すべきでしょう!

8月2週目となる8月4日(月)からの注目の材料などは次のとおりです。

■8月4日(月)
豪州とカナダ休場

■8月5日(火)
ゴト日
21:30~米貿易収支
23:00~米ISM非製造業景況指数

■8月7日(木)
20:00~BOE英中銀政策金利&声明発表
21:30~米新規失業保険申請件数

ぜひ参考にしてください!

※8月アノマリー記事参考にしてください。

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FX「外国為替」編集部
FX「外国為替」編集部。たくさんの投資家の人生が、FXのおかげでほんの少し豊かになる—。そんな未来を目指して2022年8月に『外国為替』を創刊。雑誌は全国の書店およびAmazonで発売しています。
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