明日から11月ですね。今年も残り2か月となりました。今回は11月相場のアノマリーについて解説していきましょう!
ポジション整理の月
11月は「ポジション整理の月」などと古くから言われます。
9月頃から「大相場」が発生した年は、その大きなトレンドが11月に入って終焉に向かう傾向が強くなっていきます。
それは、機関投資家や大口の投資家などが成熟期を狙い、年内に「ポジション整理・利確」をするのがおもな要因だと言われています。
特に11月中旬以降はトレンド反転に注意! 今年2023年も昨年に続いてなかなかの年となっていますが、夏以降はやや為替はボラティリティが低下しつつあるのでどうなるかですね。
もう一つ有名なものに「GOLDアノマリー」があります。
こちらは11月後半より中国とインドの婚礼・贈答品・祝祭などが理由で「金の需要」が実需で高まり、金相場が上昇傾向になるというアノマリー。
それを狙った投資家は買いで仕掛けるのが有効とされ、この頃に買った投資家は翌年1月~2月までを利食い期としやすいようです。
「GOLD上昇=ドル売り」の逆相関も連動しやすいので、トレンド反転とも噛み合うのでFXトレーダーも注目して損はないですね!
直近GOLD市場は急上昇を開始しており、再び2000ドルに達していますね!
NZドル米ドルのアノマリー
為替ではNZドル米ドル(NZD/USD)のアノマリーに注目してみましょう!
直近18年間のデータでは、11月に陰線で終われば翌月12月は陽線となりやすくなっています。
過去検証でも立証されており非常に強いので、実践してみるもオモシロイかもですね! 因みに昨年は11月も12月もアゲアゲで大成功な感じでした!
ドル円の直近10年間データでは11月は平均529.64pips変動しています。
直近のボラ低下気味が反映されるなら平均値を下回ってきそうですが果たして…。
ユーロドルの直近10年間データでは11月は平均433.05pips変動しています。
ユーロドルは平均値前後の動きをキープしてくれてるので期待したいですね!
※アノマリー使用上のご注意
毎月できるだけ「アノマリーシリーズ」は解説していきたいと思っています。
あながちバカにできないとされるアノマリーは「儲ける」というよりも「危険意識」のほうを重点に置いてもらい、ご自身の大切な資産を守るために参考にしていただきたいです。
FX雑誌「外国為替」vol.13
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