最後の最後に大荒れで終わった2月相場でしたが、皆さんは大丈夫でしたか? 毎日のようにあるトランプ砲には勘弁してほしいものですね!
それでは、3月のアノマリーについてご紹介していきます!
3月は大相場の月
毎年いつも例外なく大きく動くのが当たり前とされる3月は1年で最も相場が動く月とされ「大相場の月」といわれます。
それもそのはず過去20年間でドル円の3月平均変動率は「約6円以上」となっており、その確率は驚異の「70%」となっています!実際にココ数年は凄まじい動きとなっているのも記憶に新しいところ。「コロナショック」も2020年3月でした。
今年は1月・2月から既にそこそこのボラティリティとなっているので、3月相場で更に高まる可能性もあり得そうです! 為替は現時点では株式市場には勝てませんが、それでもドル円は“ボラティリティしっかり”といった感じです。今年も注目しておくべきですね!

この5年間で平均値はアノマリーの6円以上どころか「786pips」となっています!! 2025年もどこまで動くかに期待というより危機管理を持ちましょう!
節分天井彼岸底(日本株アノマリー)
日本株のアノマリーでは、2月の時と同じで「節分天井彼岸底」が有名です。新春からの強い相場は節分ごろまでは続くとされ、その後は彼岸時期まで下落しやすい傾向にあり、3月のお彼岸頃に底をつけるとされています。
その背景には、米国は11月・12月/日本は3月・9月に企業の決算が集中し、機関投資家の利益確定などが要因といわれ、【日経が下落=円高】の傾向に。
一方で外貨建ての資産を円に戻して決算計上する【レパトリエーション】があり、【円の買い戻し=円高】となる円高の強いアノマリーです。
円安はまだまだ終わっておらず、円キャリーの海外投資家も多いと言われています。今後のFRBと日銀により日米の金利差がどうなるかもますます重要になってくるでしょう!
過去14年間のドル円、ユーロドル、3月データ

平均変動率「534.928pips」となっています。ドル円は1月も2月も平均値をしっかり上回っています。3月も大きく動くと想定しておかないと危険といえるでしょう。

平均変動率「444.935pips」となっています。ユーロドルは常に平均変動率を少し上回る程度でしたが、今年に入ってからかなりボラティリティが回復傾向にあります。非常に丁度良い感じのボラティリティをこのまま保ってくれるならありがたい感じです。
ここ最近でも3月になると常にアノマリー通りになるような事件や材料が出てきましたが、それらは決して予期できることではありません。
ボラの高さは「儲かる」に直結しがちですが、「大損」になることの方を意識した方ががよいでしょう。資金管理と危機管理がFXでは大事なので是非、参考にしてみて下さい。
※アノマリー使用上のご注意
毎月できるだけ「アノマリーシリーズ」は解説していきたいと思っています。
あながちバカにできないとされるアノマリーは「儲ける」というよりも「危険意識」のほうを重点に置いてもらい、ご自身の大切な資産を守るために参考にしていただきたいです。