中国が米国製品すべてに対して報復関税をしたりと関税問題の激化で、週明け4月7日(月)はサーキットブレーカー発動で始まるほどの急落で東京市場は始まりました! ドル円レートも大きく下に窓を開け、ほとんどの通貨が窓開けでスタート。

恐怖指数VIXは30を超え危険レベルとなっていましたが、45を超え一気に60をつけています! コレは昨年の「ブラックマンデー」とほぼ同じレベルで、コロナショック時の数値には届きませんが、相場が超危険な状況にあることを示しました。執筆時点の今もなお45以上となっています。

日経平均の15分足チャートを見ても、急落から大暴騰とどれだけ乱高下しているかが見て取れます。

NYダウは1700ドルを超えて暴落していましたが、その後は米株価指数も為替も激しく乱高下し、ドル円レートも1円~3円の乱高下で最終的には高値を抜けていく状況となりました。いずれにしても誰も得しない動きとなり、予測不能の事態といえるでしょう!

リスクオフで最も買われ続けたGOLDですら手放され売り込まれ、初めて3000ドルを割れて推移しています!
「中国への50%追加関税を検討している」「中国以外は90日の関税休止を検討している」「そんな検討はしていない」など、トランプ米大統領の材料は尽きず、どれが本当の報道かも分からない状況で翻弄されているのが問題でしょう。
いずれにしても関税問題で乱高下しているマーケットで、大きく戻そうとしていますが本当に一時的なものでしょうか!? 貿易摩擦は長期化することが多く、歴史を振り返ると今までの暴落からの回復を安易に期待して甘く見ていると危ない感じもします! 慎重に見極めていきましょう!
※4月アノマリー記事もご確認下さい。