この1年ほど鈍化したものの+3.0%を割れずなかなか下がらなくなった「米国インフレ率」「米国消費者物価指数CPI」は利下げを決めるのに重要な指標となるわけです。
データが正常化してきた確信を持ちたいとするパウエルFRB議長は先日の2夜連続となる半期に1度の議会証言でも発言をしてきました。
そんな中、7月11日(木)21:30~発表の「米国消費者物価指数CPI」は+3.1%の予想でしたが結果は+3.0%と久しぶりに予想を下振れ。コレを受けて市場はハッキリとドル売りで反応しました! 米10年債・米30年債は下落しGOLDは激しく上昇し2400ドル台へ急騰。
利下げの可能性を高めるとしてドル売りが強まったのはわかりますが、時間経過とともに激しく円買いが加速! 15分以上が経過したときには円買いがどんどん加速し今年最大レベルの瞬間的な円買いを観測しました!
今年の5月頭のFOMC終わり早朝5時過ぎに為替介入があったのを思い出しました!
「為替介入」がこのタイミングで実施されたかどうかは、もちろんまったくわかりませんが、ありえないレベルの円買いが強まりドル売りも強かったので、ドル円とクロス円は暴落し、ドルストレートは急騰となっていました。
この速報記事は11日22:45分ごろに書いております。現時点ではドル円157.400付近まで下落してから158.600付近まで戻し安値圏で停滞しています。
今まではどれだけ下落しても「為替介入」が実施されてもすべて戻すどころか年初来高値を更新してきました。今度こそコレがきっかけでトレンド転換となるのか!? 翌日からの流れに注目です!
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