まずは先週の振り返りです。
2月相場も終わり、先週末から3月相場が始まりました!
過熱ぶりは収まるどころか、ヒートアップする相場は危険レベルへ。
ついに日経平均は週末3月1日(金)に39,900円台で大引けとなり、大引け後スグに先物で40,000円台を突破。もはやどこまで行くのか!? 未知の世界へ突入しようとしています。
NYダウ・ナスダック・S&P500が5100ポイントを超えて米株価指数も史上最高値を更新し続けており、日米の株価指数はどんどん強まっている感じです!
さらには驚くのは暗号資産までもが急激な上昇を開始しており、ビットコイン(BTC/JPY)はたった1枚のコインが1,000万円の価値になろうとしています!
ETF承認後から追い風となりどんどん買われていましたが、ボラティリティの高さに驚かされます。
世界中の株式市場にお金が流れているにも関わらず、暗号資産にまで及ぶのはまだまだ世界中にお金がジャブジャブと余っていたのでしょうか!? 肝心の為替市場はボラティリティ低下のまま変わっていません。
圧倒的に動いていたドル円ですら2円も動かなくなり、そのレンジ相場がまもなく1か月経過しようとしています。高値圏で推移しており上昇トレンドを維持するも151円には届かず、急落のシーンはあるが149円を割れることはありません。
しかし、毎年の流れからすると3月もこのままずっとどちらにも抜けないとは考えにくい。期待したいところです!
1週間の通貨強弱を分析すると、NZドルは「政策金利の据え置き」が発表されてから急激に売り込まれました。その前まではやや買われて強かったので今後の流れに注目です。
米ドル・円・ユーロ・ポンドに関してはかなり拮抗しているも、やや買われていた週でした。少しだけ円買いが強まっているように見えますが、基本的に各通貨は乖離しておらずコレもボラティリティの低下で値幅が出にくいのが分かります。
相場は常にボラティリティの低下と上昇と繰り返しているので、低下すればするほど次に弾けるのは大きい可能性が高いといわれています。注意しておきましょう!
3月4日(月)からの注目指標や材料は以下のとおりです。
■3月5日(火)ゴト日
24:00~米国ISM非製造業景況指数
■3月6日(水)
22:15~米国ADP雇用者数
23:45~BOCカナダ中銀政策金利&声明発表
24:00~米国JOLTS求人件数
■3月7日(木)
22:15~ECB欧州中銀政策金利&声明発表
22:30~米国新規失業保険申請件数・貿易収支
22:45~ラガルドECB総裁の定例記者会見
■3月8日(金)
22:30~米国雇用統計・カナダ雇用統計
などとなっております。是非参考にしてみてください!
※今週で冬時間は終わり翌週からサマータイムとなります。
※3月アノマリーの記事も参考にしてください。
FX雑誌「外国為替」vol.13
発売:2024年10月22日(火)
定価:980円(本体891円)