まずは先週の振り返りです。
新年早々からドル買い円売りで始まり、ドル円レートはどんどん上昇していました。しかし、前週、投資家が最も驚いたのは日経225でしょう!
「大発会」は下落で始まりましたが翌日からジワジワと回復、上昇は止まらず一気に34,000円台を上に抜けてからさらに加速。気がつけば35,000円台も軽く抜け36,000円台に迫る勢いで35,800円をつけました! これで日足7本連続の陽線となっています。
円安でしっかり連動していましたが、コレをまともに連動していればドル円・クロス円は凄まじい上昇になっていたことでしょう。
続いてはビットコイン(BTC/JPY)です。
昨年中盤以降からジワジワと底堅く強まってきたビットコインは高値圏で停滞し、大きな材料となる「ETF承認」が通過するかどうかを待っている感じでしたが、ついに久しぶりの700万円台に乗せてくる結果となりました!
こうなれば目先の目標は「史上最高値」の更新でしょう。
為替の方はドルと円が売買交錯となっており方向性はまだ定まっていません。
■1月11日(木)22:30~「米国消費者物価指数CPI」
予想:+3.2%
結果:+3.4%
前回の3.1%よりも市場は悪く予想していましたが、結果はそれよりもやや悪い結果に。コレにより再びドル買いが強まり年初来高値を更新しました。
■1月12日(金)22:30~「米国生産者物価指数PPI」
予想:+1.3%
結果:+1.0%
前回の0.9%からやや悪い結果で市場予想よりもやや悪い結果でした。コレにより再びドル売りが開始され、NY時間大引けまでジワジワと続く展開となりました。
連日の超重要指標となる米国インフレ指標は微妙な結果となり米ドルの方向性が定まりませんが、それでも円安ドル高の流れはまだ終わっていません。
1月第3週目から材料出尽くしムードとなってしまうのか、1月15日(月)からの注目指標や材料は以下のとおりです。
■1月15日(月)
ゴト日・米国休場「キング牧師の日」
■1月16日(火)
22:30~米国NY連銀製造業景気指数
■1月17日(水)
午前中~中国指標が多数
16:00~英国消費者物価指数CPI・生産者物価指数PPI・小売物価指数
22:30~米国小売売上高
■1月18日(木)
22:30~米国新規失業保険申請件数・フィラデフィア連銀景況指数
■1月19日(金)
8:30~日本消費者物価指数CPI
ぜひ参考にしてみてください!
※1月アノマリーの記事も参考までにご活用ください!
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