新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします!
2024年の相場が始まりました。ドル円レートはジワジワと上昇でスタート。昨年末12月30日(土)の140.80付近を下抜けることはなく、年始早々からどんどん上昇し続けました。
5日(金)の高値をつけた時点で5円近い上昇となり、このまま高値キープかと思われましたが、わずか2時間ほどで2円以上の下落となり、日足では陰線でNY大引けに。
2024年も年明けからドル円には驚かされます。
今年最初の「米国JOLTS求人件数」「米国ADP雇用者数」「米国ISM製造業・非製造業」「米国非農業部門雇用者数」「米国失業率」「米国平均時給」の結果は以下の通りでした。
■1月3日(水)24:00~
「米国ISM製造業景気指数」
予想:47.1 結果:47.4
「米国JOLTS求人件数」
予想:885.0万件 結果:879.0万件
■1月4日(木)22:15~
「米国ADP雇用者数」
予想:+11.5万人 結果:+16.4万人
■1月4日(木)22:30~
「米国新規失業保険申請件数」
予想:21.6万件 結果:20.2万人
■1月5日(金)22:30~
「米国非農業部門雇用者数」
予想:+17.0万人 結果:+21.6万人
「失業率」
予想:3.8% 結果:3.7%
「平均時給」
予想:+3.9% 結果:+4.1%
■1月5日(金)24:00~
「米国ISM非製造業景気指数」
予想:52.6 結果:50.6
年始早々から米国重要指標は良い結果となり、ドル買いの流れを加速させましたが、最後の最後で「ISM非製造業」がやや悪い結果で急激な失速となった感じでしたね。
しかし、いずれも過剰に反応し過ぎな感じがするので注意が必要です!
1週間の通貨強弱を分析すると年始早々から米ドルだけが買われてスタートしており、他通貨はやや売られ気味。そこからジワジワと円安が再び強まっています。
ファンダメンタルズ的にはFRBの利下げについては後退。金利維持が長引きそうで日本の金利についても時間がかかるという反応から、再びドル買い円売りになった感じです。
新年早々からの日本では痛ましいニュースが飛び交い「有事の〇買い」などが激しく起きそうな感じでしたがさほど反応は強くありませんでした。いずれにしてもこれ以上被害が大きくならないことを願うばかりです。
1月2週目からも円安ドル高でドル円は上昇していくのか!? それとも2023年終盤の流れに戻ってドル円は再び下落を開始するのか!? いずれにしても注目です!
ボラティリティの高さにも注意していきましょう。
最後に、1月2週目となる1月8日(月)からの注目指標や材料です。
■1月8日(月)
日本休場
■1月10日(水)
ゴト日
■1月11日(木)
22:30~「米国消費者物価指数CPI」「新規失業保険申請件数」
■1月12日(金)
16:00~「英国GDP」「鉱工業生産指数」「製造業生産高」「貿易収支」
22:30~「米国生産者物価指数PPI」
などとなっております。是非参考にしてみてください!
※1月アノマリーの記事もご参考までにご覧ください。
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発売:2024年8月22日(木)
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