5月4週目の為替相場振り返り
週明けの5月22日(月)から「日経225」は上昇で開始、先週に続き為替は円安ドル高で「ドル円」も上昇で始まりました。
やや下げる場面もありましたが、大きく戻さず「押し目待ちに押し目なし」の展開となり、順張り買いで狙っていたトレーダーも置いて行かれた感じでしょう。
週末5月26日(金)には、ドル円レートは約6か月ぶりの140円台まで円安の結果となりました。
5月24日(水)11:00「RBNZ(NZ中央銀行)政策金利」では、コンセンサス通りの「+025bp」利上げとなりましたが、NZドルは激しく売り込まれ大きく下落を続けました。
日経平均は1990年のレートを超え強い上昇のターンは続いています。
米国ナスダックは強いものの、NYダウは弱くドル買いと逆相関しており、日経225は強く円売りと逆相関となっている点に注目です。
ドル円は日足のレジスタンスだった138円付近で三角保ち合いとなっていましたが、形状の「センディングトライアングル」の通りしっかり日足で上に抜けると一気に140円台まで走りました。
逆張りを続けた売り勢力は一気に捕まった感じです。
5月最終週・6月初週の注目ポイント
週明け5月29日(月)の週は、5月相場も終わり6月相場が始まります。この強い流れが継続するのか!? 気になるところです。
5月の通貨強弱を分析すると、米ドル買いが強まり、円売りはそのまま、ユーロ売りがジワジワと始まった感じでした。
5月29日(月)は「米国「英国」が祝日で休場となっています。東京時間終了後の15時以降は急激なボラ低下の可能性にご注意を!
■5月31日(水)
22:45~米国シカゴ購買部協会景気指数
23:00~米国JOLTS求人件数
23:30~24:00 5月月末ロンドンFIX
■6月1日(木)
21:15~米国ADP雇用者数
21:30~米国新規失業保険申請件数
23:00~米国ISM製造業景気指数
■6月2日(金)
21:30~米国雇用統計・失業率・平均時給
以上が5月最終週・6月初めの週に注目しておくべき経済指標となります。
是非、参考にしてください!
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