2回目の為替介入発動で激動の週末に
10月20日(木)ゴトー日。
イギリス国民ならず市場全体を混乱させ、かき回すだけかき回した「ハリケーン女帝」イギリスの新首相トラス氏。
結局44日間という「イギリス史上最短記録」で辞任すると表明した。
いったい何がしたかったのか? 不安定なイギリスは今後も注意である。
そして…10月3週目の週末。
10月21日(金)21:00頃、どんどん上昇し続けていたドル円は、東京時間からノンストップで2円以上の「152円」目前まで上昇。
もう誰もが次の押しで「152円」に乗せるだろうと思っていたところ、NY市場が始まり、ロンドンフィキシング目前にそれは起こった。
落雷のような速さで大陰線をつけ、Twitterでは「為替介入か!?」と情報が錯綜するが、財務省からの公表はないまま、どんどん大暴落。
断続的に約2時間にわたって下落し続け、最終的に151.900付近から146.200付近までの6円弱、ドル円は下げた。
他クロス円の動きもほぼ同じで、いかに強い円買いが発生したかがわかる。
一時的に米株も米長期債も上昇し、ドルは売られた。
筆者も含めずっと警戒し続けていた投資家は助かったと思われるが、146円を抜けても明確な「為替介入」がなかったので、警戒心が薄れていた投資家は散ったであろう。
恐怖指数VIXが30をほぼ切ることがない危険な相場にも関わらず、通常通りのトレードは考え物ではないだろうか?
10月後半のイベント、介入後のドル円に注目!
10月4週目のイベントを見てみよう。
今までの流れでは介入後は全て大チャンスで押し目であった。
当然それを狙って買うのは良いと思うが、同時に投資家の心理は再び「為替介入」を警戒した状態に“強く”なるだろう。
筆者も警戒しつつ短期で利食いながら買いたい。
10月27日(木)には、ECB政策金利とECB声明発表。
ラガルドECB総裁の定例記者会見は大注目である。
利上げについて再びタカ派を強めてくるかによっては、ユーロ買いに注意である!
10月28日(金)はBOJ、日銀政策金利発表がある。
「金融緩和維持」「為替に言及」など政策金利は据え置きだと思われるが、それ以外の発言では激しく為替は反応すると予測されるので、こちらも注意が必要か。
いずれにせよ、週明けから再びドル円が介入むなしく上昇し続けるのか? 注目です!
FX雑誌「外国為替」vol.13
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