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海外ノマドライターの働き方[小栗健吾]

海外を旅しながら生きる金融ライターの世界5|海外ノマドライターの働き方[小栗健吾]

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 前回は、バンコク、クアラルンプール、ダナンに行ったことや、ライターの仕事の進め方・リサーチ方法について書きました。

 今回はダナン出国後の話と海外企業との取引についてです。ダナン出国後は、インドネシアのバリ島のウブドと呼ばれる地域で1か月、そして現在は観光ビザを延長して、クタ(ビーチ沿いの地域の一つ)に来たところです。ウブドは、自然豊かで、バリ様式の建築物と現代的な店舗が共存する景観でした。また、8月に来たのですが、常に30℃以下の気温だったため、日本よりもはるかに涼しい気候で過ごしやすい場所でした。さらに、犬・猫・猿・鶏と多種多様な生き物がいて、宿泊先のベランダに猿が頻繁に来るなど、面白い体験ができました。

 さて、今回は海外企業との取引についての話をしていきましょう。私は、ライターを始める前から投資の経験があったので、2、3年経ったあたりからたまたま海外企業と取引する機会(直接取引も含む)がありました。特にここ数年は、海外企業との取引にも少しずつ力を入れています。その理由は、ここ1、2年で進行した大幅なドル高円安により、一部のライターの間で外貨獲得の動きが活発化した点や、ノマドで訪れてきた全ての国で円安が進んでいた点があります。つまり、海外企業との取引では、報酬を日本円以外の外貨で受け取ることができるため、日本円だけを稼ぐよりも外貨を稼いでおいたほうが、円安が進んだ際に支払いの負担が軽減されるのです。

 海外企業の仕事を探す方法としては、Upworkや Fiverrなどの海外クラウドソーシングサイトやLinkedInを利用しています。海外クラウドソーシングサイトは、国境を越えてオンラインで仕事を発注・受注することができます。

 私はライティングとリサーチの仕事を数本のみ受けたことがあります。LinkedInについては、英語で仕事に関するプロフィールを作成しておいて、日本市場向けにビジネスを展開したいと考えている企業からスカウトが来るのを待ちました。

 スカウト自体は意外にも月に何通かは届きますが、相性やリソース次第といえるでしょう。もちろん、英語力があったほうが圧倒的に受注はしやすいですが、日本語で面接を行ってくれる企業もあります。

 私は運良くそのような企業から声をかけていただき、英語をほとんど話せない状況で海外企業と長期契約を締結できました。もちろん、日常的な報告や連絡は英語でのやり取りを求められますが、最近は翻訳ツールが進歩しているため、ほとんど問題なくコミュニケーションを取ることができています。技術の進歩があったからこそ、英語がほとんど話せない状況でも仕事を取ることができたのだと思います。

ABOUT ME
小栗健吾
おぐりけんご。海外でノマド生活を始めた金融ライター。FX・暗号資産・株式投資などの投資経験がある。2018年当時年収0の状況からライターを始める。専業ライターとして独立して以降はFP2級の資格を取得して、金融メディアを中心に投資・カードローンなどお金に関する記事を執筆している。
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