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システムトレードだけじゃない!裁量取引にも使えるMT5~Stop Limit注文の活用でシナリオに基づく裁量取引を実現|MT5鬼コーチ[第5回]

システムトレードだけじゃない!裁量取引にも使えるMT5~Stop Limit注文の活用でシナリオに基づく裁量取引を実現|MT5鬼コーチ[第5回]

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MT5は自動売買向けプラットフォームのイメージが強いものの、裁量取引にも威力を発揮します。MT5について語る第5回のコラムは、MT5での裁量取引方法を紹介します。

MT5ならポジポジ病の方でも、トレードシナリオに基づいた「待つ取引」が実現できますよ。

本文◉石井僚一

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【1】MT5ならさまざまな注文ができる!

「トレードは成行注文しか使わない」という方なら、どのような取引プラットフォームでも、それほど不便は感じないでしょう。それが裁量トレードのメリットともいえます。

しかしFXには、裁量トレードでも指値注文を利用する取引などがあります。MT4は成行注文+α程度しか注文方法に選択の余地がありませんでした。しかしMT5は注文方法も充実しています。MT5はMT4に比べ、チャートなどの分析機能だけではなく、取引機能も向上しました。

【2】成行注文はカウントダウン注文から

MT5チャート
MT5チャート

MT5で成行注文を行う際は、上段の「ツール」から「新規注文」を選択してオーダー画面を出した後、「カウントダウン注文」から発注します。またチャート上から素早く成行注文で発注したいときは、チャート上で右クリックをして、「ワンクリックトレーディング」機能を利用しても良いでしょう。裁量トレードで成行注文しか使わない方は、この2種類のみの利用で十分といえます。

【3】MT5は「指値注文」から多彩な注文が可能

MT5で注文を行うオーダーパネルからは、「カウントダウン注文」以外に「指値注文」の選択もできます。この「指値注文」から、MT5の多彩な注文機能の利用が可能です。「指値注文」は6種類の注文を選ぶことができます。

MT5指値注文

・Buy Limit:現在の価格よりも低い価格での買い注文(指値注文)
・Sell Limit:現在の価格よりも高い価格での売り注文(指値注文)
・Buy Stop:現在の価格よりも高い価格での買い注文(逆指値注文)
・Sell Stop:現在の価格よりも低い価格での売り注文(逆指値注文)

※Buy Stop LimitとSell Stop Limitは後述します

Limit注文やStop注文の活用により、「待つ取引」ができます。チャートを表示するとすぐに取引したくなる方や、ポジポジ病の方に特におすすめの注文方法です。ただしLimit注文やStop注文はMT4でも利用できるため、特別な機能ではありません。

MT4のオーダー画面

上記はMT4のオーダー画面。MT4の指値注文の注文種別は4種類のみです。

【4】Buy Stop Limit/Sell Stop Limit注文はMT5独自の注文方法

MT5には「Buy Stop Limit注文」「Sell Stop Limit注文」があります。これらはMT4にはない、MT5で新たに追加された注文方法です。

・Buy Stop Limit:指定した価格を上回った後に有効となる指値の買い注文、上昇トレンドの押し目買いを狙う場合などに利用。

・Sell Stop Limit:指定した価格を下回った後に有効となる指値の売り注文、下落トレンドの戻り売りを狙う場合などに利用。

Stop Limit注文は、「指値注文を入れるレート」と「実際に注文するレート」の2つを入力する必要があります。「指値注文を入れるレート」は「価格」部分(下記画像①)、「実際に注文するレート」は「Stop Limit指値」部分(下記画像②)に数字を入れます。さらに「Take Profit」で利益確定、「Stop Loss」で損切りの設定も同時にできます。

Stop Limit注文

【5】Buy Stop Limit/Sell Stop Limit注文で半自動売買が可能に!

自動売買というとシステムトレードのイメージがありますが、Stop Limit注文の活用により、裁量取引の自動化が可能です。例えば下記の取引が簡単にできます。

①サポート&レジスタンス(サポレジ)のブレイク後の到達「価格」を指定
②レートが戻りサポレジの入れ替わり(サポレジ転換)を狙い「Stop Limit指値」を指定
③同時に「Stop Loss」(損切り)と「Take Profit」(利益確定)を入れる

上記プロセスにより、自らの相場観に基づいた自動売買がMT5で簡単にできます。ある程度の相場分析ができるものの、ポジポジ病で取引を待てない方に特におすすめの利用方法です。

Stop Limit注文を利用したトレードイメージ(買いの場合)

Stop Limit注文は複数の発注もできるため、複数シナリオを用意して各シナリオごとの発注も可能です。よって、プランAとプランBなど複数のトレードプランを同時に走らせることもできます。

【6】MT5ならシナリオに基づいたトレードが簡単にできる

裁量トレードなら、どのようなツールでも成行注文が使えればOK、というのが一般的な考えです。ただし一定のFX経験を積むと、ある程度の相場シナリオを持って取引する方がほとんどではないでしょうか。シナリオに基づいて取引しているなら、MT5のStop Limit注文の利用で取引を自動化できます。

MT5はシステムトレードのプラットフォーム、というイメージがMT4以上に強いものの、注文種類が多いため、裁量トレードのプラットフォームとしても利用できます。Stop Limit注文は、デイトレ以上の時間軸で取引している方におすすめの注文方法です。一度利用してはいかがでしょうか?

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FX「外国為替」編集部
FX「外国為替」編集部。たくさんの投資家の人生が、FXのおかげでほんの少し豊かになる—。そんな未来を目指して2022年8月に『外国為替』を創刊。雑誌は全国の書店およびAmazonで発売しています。
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