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【相場転換の月】「6月相場アノマリー」について徹底解説!

【米長期債に注目せよ】「6月相場アノマリー」について徹底解説!

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2024年、早くも折り返しですね。
あながち馬鹿にできないアノマリーシリーズ、6月相場について解説していきましょう!

6月のアノマリーは【米長期債】に注目せよといわれています。
アメリカの30年債・10年債が年間の「天井」「底」をつけやすい傾向があり、その流れから為替のドルストレートが反対へと動きやすいとされます。

「米長期債」「米株価指数」「ドルインデックス(米ドル)」との相関性にいつも以上に
注目しておくと良いでしょう!
現在はこのあたりの相関・逆相関はあまり連動しておらず、いよいよ整合性が出始めるかもしれませんね。

株式市場は企業の決算集中時期が終わり、マーケットは「需給中心」の相場になりやすいとされています。コレは企業価値による株価の上下よりも投資家の需給が影響しやすく「売られやすい」傾向があるようです。

しかし、6月後半になると好需給になりやすく、月末にかけては転じて「買われやすい」傾向になるといわれています。

【過去12年間の6月ドル円データ】
【過去12年間の6月ドル円データ】

平均変動率「468.908pipsほど」となっています。
ドル円は今年も例外なくボラティリティは非常に高い状況が続いており6月も当たり前に4円以上は動くだろうと想定しておかないとトレーダーはしんどいでしょう!

【過去12年間の6月ユーロドルデータ】
【過去12年間の6月ユーロドルデータ】

平均変動率「383.475pipsほど」となっています。
ユーロドルは平均値をやや下回る状況で推移しています。コレはドルストレート全般にいえることですが、ドル円やクロス円に比べると非常にやりやすいボラティリティの日が多いともいえます。

とはいえボラティリティは収縮しすぎるとエクスパンションが起きる前ぶれともいえますのでご注意ください!

まだまだインフレ指標や各国の政策金利は目が離せません。

インフレ指標や各国の政策金利
インフレ指標や各国の政策金利

6月も主要国の政策金利&声明発表が多いので注目ですね!
米国の利下げや日本の利上げについてだけではなく欧州やオセアニアも利下げの話題がどんどん出てきています。

経済が強い・物価高のままで無理に金利を下げないといけないのか!? ファンダメンタルズ分析も賛否両論でしょうがこれから起きる為替の動きが全てです。アノマリーと同じくバイアスをかけすぎず参考程度にやっていきましょう。

※アノマリー使用上のご注意

毎月できるだけ「アノマリーシリーズ」は解説していきたいと思っています。
あながちバカにできないとされるアノマリーは「儲ける」というよりも「危険意識」のほうを重点に置いてもらい、ご自身の大切な資産を守るために参考にしていただきたいです。

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FX「外国為替」編集部
FX「外国為替」編集部。たくさんの投資家の人生が、FXのおかげでほんの少し豊かになる—。そんな未来を目指して2022年8月に『外国為替』を創刊。雑誌は全国の書店およびAmazonで発売しています。
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