11月第3週目の週明け11月13日(月)からもドル買いはジワジワと持続し、ドル円レートは円安ドル高の流れとなり今週の最も注目される指標前から年初来高値を更新。
2023年の最高値とほぼ同値152円台目前のレートをつけました!
なかなか152円台に乗せるのは容易ではなく「為替介入」の警戒もあってか、高値圏で売り買いは拮抗状態となり、揉みあいのまま「米国消費者物価指数CPI」待ちへ。
■11月14日(火)22:30~発表
◎米国消費者物価指数CPI
予想:+3.3%
結果:+3.2%
前回:+3.7%
◎コア指数
予想:+4.1%
結果:+4.0%
前回:+4.1%
と全般的に予想よりもインフレ率は低下・鈍化という良い結果となりました。
「FOMC/FRBの利上げ終了になるのでは?」を織り込んだ市場反応で、米ドル売りが初動から強まった感じに。
急落からは一時的に反発する場面もありましたが、1時間弱ほど経過すると約1円の下落した安値をジワジワと更新し始め、安値圏からは戻りにくい動きとなりました。
このまま翌日以降も150円割れに向かう下落を継続させれば買い勢力の含み損ポジションを大量に捕まえる結果になりそうですが、再びこの下落が単なる押し目となるのか!? またもや昨年と同様に152円目前が天井となるかに注目です。
8通貨ペアの15分足を並べて分析しても、ドル円とユーロポンド以外はほぼ全て上昇しています。ドルも円も売られた証拠です。決して円買いが強まったワケじゃない。
日経先物も米株価指数もしっかり上昇し、GOLDも上昇しています。米長期債は下落し、ドル売りの逆相関は全て整合性も出てきました。
ドルストレートは上にブレイクし始め、ドル円は下落に転換するかどうかはココからです。
この流れが翌日からも継続するかに注目ですね!
FX雑誌「外国為替」vol.13
発売:2024年10月22日(火)
定価:980円(本体891円)