1月3週目振り返り 振り回されるトレーダー続出?!
週明けの16日(月)は「キング牧師生誕記念日」で米国は全面休場。
東京時間はしっかり動いていましたが、夜のNY時間には取引高の減少により、穏やかな立ち上がりで始まりました。
1月18日(水)「日銀金融政策決定会合」では、また想定を遥かに超える値動に。
前月は長期金利の上限を急に0.25%→0.50%に引き上げており、今回も何かしらの政策の変更などがあると思われましたが、結果は「一切の変更はなし!」。
コレにより日本長期債利回りは急落。凄まじい円売りとなりました。
ドル円レートは一瞬で128.376付近から131.581付近まで「320pips」の大噴火。
しかし、持続性はまったくなく、全戻しはおろかその日の安値まで叩き出す始末となり、夜のNY時間に入った頃には「401pips」の大暴落となりました。
その後、結局ドル円は下方向で決まりなのかと思われたものの、米ドルと円の売り買いは交錯し、方向感を失ってしまう。
週末1月20(金)に再び上昇し始め、それは直近高値が見えるほどの強さでしたが、NY大引け後にはまた全てを否定される下落で終了。
個人投資家、トレーダーはとことん振り回されたに違いない、そんな一週間でした。
1月後半戦はドルストレートが狙い目
ドル円とクロス円の活発なボラティリティに対して、ドルストレート通貨ペアのボラティリティは5分の1程度。
それだけ円主体で為替が動いている証拠です。
コレだけクロス円とドルストレートの乖離が強いので、難しい相場と言えるでしょう。
週明け23日(月)から1月も後半戦ですが、引き続き「円主体」の相場でクロス円ばかりボラティリティが高いようであれば、ドルストレート通貨ペアの取引きをオススメします。
ドル円やクロス円と比べて若干は安定した動きで取引しやすいハズ。参考にしてください。
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