初心者向け口座に自動売買が加わる
もともと松井証券FXといえば、1通貨から取引できるFX口座として、FX初心者が少額から安心して取引を始められるよう門戸を開いてきました。さらに2023年春より、リピート系自動売買が、裁量トレードとおおむね同条件で利用できるようになりました。
リピート系自動売買とは、相場を面で捉え、その範囲内の波の上下から連続して利益確定を狙っていく運用スタイル。再現性が高いためプロの戦略を真似しやすく、なおかつ全自動で運用できるため本業が忙しい方でも取り組むことができます。
この魅力的な仕組みを利用して資産形成するためにも、まずはリピート系自動売買の基本と、松井証券FXの特性を把握しましょう。特に目先の上げ下げを追わなくても良い点、一時的に含み損が発生することもありますが、複数の値幅で自動売買を設定することによって最終的な実現損を抑えることができる点は重要です。
プロの設定を参考に自由度の高い戦略を
企画の後半では、著名なインフルエンサーであるサトウカズオさん、川崎ドルえもんさんという、著名なインフルエンサーにおすすめの活用法を教えてもらいました。
リピート系自動売買は、原則として設定した通りの売買結果になるため、優位性のある戦略をそのまま真似る有効性が高いです。
また、1通貨単位で調整できるため、プロの設定をごく小さな単位でまず動かしてみたり、利益の再投資を高頻度で行うなど、高い自由度で自動売買を構築できます。
リピート系自動売買の基礎を押さえる!
点と点を結ぶ「線」ではなく、広い「面を狙う」自動売買!
松井証券FXの自動売買をはじめとするリピート系自動売買では、仕掛けているレンジ内で上下動が発生するたびに、利益確定がリピートします。一度設定すれば全自動で動き続けてくれます。
売買方針が明確で再現性が非常に高い!
事前にどう売買するかを投資家側が設定し、その通りに動きます。また、設定通りの結果になるため、著名なインフルエンサーと同じ設定で動かせば、原則的にトレード結果も同じとなります。
基本的に損切りを前提としないため常に含み損を抱え続ける
一定の値幅で利益確定をするものの、損切りしないのがセオリーなので、含み損を抱える可能性がある運用となります。裁量トレードで含み損を放置することは好ましくありませんが、リピート系自動売買の場合はそれが当たり前の状態なので、意識の切替が必要です。
松井証券FXでリピート系運用をするメリット
1通貨から始められるので戦略構築の幅がとても広い!
松井証券FXの最小取引単位は1通貨なので、少額から始められるのはもちろん、本来ならたくさんの資金が必要な運用も、取引単位を5分の1、10分の1というように小さくすることで、少額の資金でも再現が可能です。以下で、サトウカズオさん、川崎ドルえもんさんの運用例を紹介していますが、取引単位を大きくしたり、小さくしたりすることで、資金量に応じて柔軟な対応ができます。
スプレッドが狭いだけでなく取引手数料もなし!
主要通貨ペア、リピート系自動売買で人気の通貨ペアともにスプレッドが狭く、なおかつ取引の手数料も発生しないため、コスト面で有利です。
※上記スプレッドは、市場の急変時(震災などの天変地異、その他外部要因)や、市場の流動性が低下している状況(週初や週末、年末年始、クリスマス時期など)、重要指標発表時間帯などにより、やむを得ず提示以外のスプレッドになることもあります。自動売買の取扱い業者 (マネースクエア、アイネット、外為オンライン、FXブロードネット)のリピート系注文に適用されるスプレッドと比較(米ドル/円、ユーロ/円を除く)。
2023年5月31日時点、当社調べ 広告掲載日:2023年6月5日
ツールが使いやすく初めてのリピート系でも安心
自動売買の設定画面は情報がすっきりとまとまっており、初めて操作する人でもすぐになじめるはず。現状、発注はPC版のみですが、2023年7月には、スマホアプリからも自動売買の設定ができるようになる予定です。
サトウカズオさんの運用アイデアを公開!豪ドルNZドルのレンジ相場を狙う!
サトウカズオさんに、初めてのリピート系自動売買向けのアイデアとして、レンジ相場になりやすい定番の通貨ペア、豪ドルNZドルの資金5万円の設定を教えてもらいました。ご本人もこの設定で運用をされているとのことです。
おすすめ自動売買設定資金5万円バージョン
トレンドが出にくい通貨ペア、豪ドルNZドルがターゲット
豪ドルの発行国オーストラリアとNZドルの発行国のニュージーランドは、地図で見れば一目瞭然、同じオセアニア地域にあり、両者は似た動きになりやすいです。つまり豪ドルNZドルという通貨ペアにおいては、どちらか一方が上がり続けたり、下がり続けたりすることが少なく、一定値幅を推移するレンジ相場になりやすいです。リピート系自動売買は注文が入っている範囲内の値動きが利益になるため、同じ上下幅の値動きが続くレンジ相場と相性が良く、豪ドルNZドルはその典型例です。
運用のチェックポイント
●デモトレードとリアル運用では、お金の感覚に大きな違いがあるため、少額でも身銭を切ることで実際の値動きや資産増減を体験でき、今後の本格的な運用への準備になる
●特に含み損が拡大している時期には、ある時点から加速度的に証拠金維持率が減っていくため、それを実資金で経験しておくことが大切
●松井証券FXでは、豪ドルNZドル、メキシコペソ円といったリピート系自動売買向き通貨ペアのスプレッドが特に狭く、スワップポイントも良い
●資金管理を補助する機能がまだないため、強制ロスカットになる価格や含み損の最大値は自分で計算が必要。松井証券では履歴画面から、最長4か月間の取引履歴が確認できる
川崎ドルえもんさんの運用アイデアを公開!幅広い展開に対応できる自動売買、グルトレ
グルトレは買い+売り+長期ポジション
ロング設定例
「新規買い→決済売り」となる注文を、11本(10pips間隔)で配置します。
ショート設定例
「新規売り→決済買い」となる注文を、11本(10pips間隔)で配置します。
サポートロングとは?
長期的に上昇と予想できるなら買いの、下降なら売りのポジションを、ロングやショートと別に建てます。数量はロング、ショートの10倍が基準で、設置値幅は100pipsごと。上の例では、上昇相場と見ているので、買いのサポートを入れています。
★利益確定は1本ごとに50pips設定。ロングとショートは10pipsずつずらして各11個ずつ注文
初心者でもやりやすいおすすめのグルトレ設定
●グルトレはトレンド相場で利益を得られることも多いですが、レンジ相場が得意であるため、豪ドルNZドル、ユーロポンド、ドルスイスフランといった通貨ペアで始めるのがおすすめ。ただし、買いか売りどちらかのサポートを入れるため、大まかな相場観は必要。
●レンジの上限からサポート売り、下限からサポート買いで始めると、利益を得やすく、含み損を抑えやすい。
取扱商品のリスクおよび手数料等の説明|FX(外国為替証拠金取引)について
FX(外国為替証拠金取引)は、金利変動等による通貨の価格の変動、金利差調整額(スワップポイント)の支払により損失が生ずることがあります。また、取引金額が差入れる証拠金の額に比して大きいため、差入れている証拠金額を上回る損失が発生することがあります。
本サービスでは、損失が一定比率以上になった場合に自動的に反対売買により決済されるロスカットルールが設けられていますが、急激に為替価格が変動した場合や、スプレッドの拡大が行われた場合、意図した取引ができない可能性や元本超過損が生じる可能性があります。
取引手数料は無料です。ただし、受渡決済手数料は通貨別で約定通貨数量×1~20円です。
取引する通貨ペアで、より高金利の通貨を売付ける場合スワップポイントの支払が発生します。
スワップポイントの額は、その時々の金利情勢等に応じて決定されますので、その金額等をあらかじめ記載することはできません。
取引通貨の為替レートに応じた取引額に対して一定の証拠金率以上で当社が定める金額の証拠金が必要となります。一定の証拠金率とは以下のとおりです。
(個人口座)レバレッジコースに応じて、4%~100%の間で設定した証拠金率
(法人口座)一般社団法人金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率。
当社が提示する各通貨の売付価格と買付価格には差(スプレッド)があります。スプレッドは通貨ペアごとに異なり、また、外国為替相場の状況等により、拡大する場合があります(相場の急変時、経済指標の発表時、著しい流動性の低下時等)。
当社またはカバー先の業務や財産の状況が悪化した場合には、お客様が損失を被る危険があります。
外国為替相場の急変時、安定的かつ適切な価格を配信できる状態にないと当社が判断した場合に、価格配信、注文受付および約定処理を停止する場合があります。
当社WEBサイトの契約締結前交付書面、取引規程、取引ルール等で取引の仕組み、リスクについてご確認いただき、内容を十分ご理解のうえ、ご自身の判断と責任によりお申込みください。
松井証券株式会社金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第164号 加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会
口座基本料は個人の場合には原則無料です。※各種書面の郵送交付には、年間1,000円(税込1,100円)をご負担いただく場合があります。
FX雑誌「外国為替」vol.13
発売:2024年10月22日(火)
定価:980円(本体891円)