高市新政権で市場はどう動く?
公明党の離脱で一時は政局不安も懸念されていましたが、結果的には予想通りの第1回投票でなんなく決着となりました。コレにより高市さんが日本初、女性の内閣総理大臣となり歴史的な政権交代といえるでしょう。市場では号外とともに「高市トレード再開」として話題を呼び、期待先行の買いが加速した感じでした。
日経平均は発表前から先取りする形で上昇を続け、その過熱感はすさまじい勢いでついに50,000円台目前まで接近。しかし、発表直後には利益確定売りが広がり下落しました。一時的なモノかと思われましたが、まるで天井をつけたかのように49,970円台から48,400円台まで急落する場面も見られ、結果的に大きな下落となりました。
ただ、これが絶好の押し目買いチャンスとなり、週末にかけてどんどん上昇し再び49,500円台まで回復して取引を終えています。相場の流れとしては「高市トレード」が継続している状況と見て取れます。

為替市場では株式ほどの連動は見られなかったものの、円安傾向がジワジワと進行。ドル円は150.27円付近から153円台へと上昇し、再び「株高・円安」の流れが強まりつつあります。

一方、米国では政府機関閉鎖が続く中で、遅れて発表された消費者物価指数(CPI)はやや良好な結果に。これを受けてFRBによる利下げ期待が高まり、一時的に株高・ドル安の流れとなりましたが、ドルはその後すぐに持ち直しています。今後は「米雇用統計」をはじめ、遅延している主要経済指標の発表が相次ぐ見通しですが、未だに予定は公表されていません。
10月最終週はビッグイベント目白押し
そして来週は「FOMC(米連邦公開市場委員会)」と「日銀金融政策決定会合」というビッグイベントが控えています。さらに月末にはトランプ米大統領の来日も報じられており、10月最終週のマーケットは再び大きな変動を迎える可能性が高い。トレーダーにとっては最後まで気を抜けない一週間となりそうです。
10月最後の週となる10月27日(月)からの重要指標・材料は次のとおりです。
■10月27日(月)
ニュージーランド休場
■10月29日(水)
22:45~BOCカナダ中銀の政策金利&声明発表
27:00~FOMC/FRB米国政策金利&声明発表
27:30~パウエルFRB議長の定例記者会見
■10月30日(木)
時間未定~日銀金融政策決定会合
15:30~植田日銀総裁の定例記者会見
22:15~ECB欧州中銀政策金利&声明発表
22:45~ラガルドECB総裁の定例記者会見
※引き続き米国政府機関閉鎖により発表されない指標があります。
※10月アノマリー記事もご覧ください。






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