MT5はさまざまな描画ツールを搭載しています。MT5の描画ツールはMT4に比べ種類が多いだけではなく、トレンドラインは非常に使い勝手が良くなっています。MT5について語る第6回のコラムでは、MT5の描画ツールを紹介します。MT5ならライントレードでもストレスなく利用できますよ。
本文◉石井僚一
多くのトレーダーがラインを意識して取引している!
FXにはテクニカル指標を用いた手法、ファンダメンタルズを参考にする手法などさまざまな手法があります。
節目などに引いたラインを参考に取引する手法(ライントレード)もありますが、テクニカルやファンダメンタルズ重視のトレーダーでも、重要な高値や安値のラインは多くの方が意識しています。
水平線・垂直線・トレンドラインなどさまざまなラインがあり、ラインの使い方はトレーダーの数だけあると言っても過言ではありません。そして、MT5には多くの描画ツールがあるため、ライントレードにも充分使えるのです。
MT5の描画ツールの種類

トレードソフトやトレードツールにおける描画ツールは、大きく分けて「分析系ツール」「解説系ツール」の2種類に分けられます。
分析系ツールはサポート&レジスタンスにラインを引くなど、主にチャート分析に使われます。一方、解説系ツールは主にチャート解説などの際に使われます。以下では分析系と解説系に分けてMT5の描画ツールを取り上げました。
分析系ツール 21種類
[ライン 6種類]
| 垂直線(縦線) | 水平線(横線) | トレンドライン |
| アングルトレンド | サイクルライン | 矢印線 |
[チャネル 4種類]
| 平行チャネル | 標準偏差チャンネル |
| 回帰チャンネル | アンドリューピッチフォーク |
[ギャン 3種類]
| ギャンライン | ギャンファン |
| ギャングリッド |
[フィボナッチ 6種類]
| フィボナッチリトレースメント | フィボナッチタイムゾーン | フィボナッチファン |
| フィボナッチアーク | フィボナッチチャンネル | フィボナッチエクスパンション |
[エリオット波動 2種類]
| エリオット推進波 | エリオット修正波 |
解説系ツール 23種類
[図形 3種類]
| 長方形 | 三角形 |
| 楕円形 |
[矢印 11種類]
| サムズアップ | サムズダウン | 上向き矢印 |
| 下向き矢印 | ストップサイン | チェックサイン |
| 左プライスレベル | 右プライスレベル | 買いサイン |
| 売りサイン | 矢印 |
[グラフィック 9種類]
| テキスト | ラベル | ボタン |
| チャート | ビットマップ | ビットマップレベル |
| 編集 | イベント | 長方形ラベル |
MT5には、分析系(21種類)と解説系(23種類)の合計44種類の描画ツールが用意されています。
MT4に比べるとトレンドラインが引きやすい
ラインを引く、という観点では、MT4に比べ非常にMT5が使いやすいのはトレンドラインです。MT4のトレンドラインは斜線や水平線が引けるものの、一直線で描写されるため(線が画面の端まで自動的に伸びてしまう)、途中でラインを止められません。特に斜めのトレンドラインを引く際に、MT4はこの機能がチャートを見にくくします。TradingViewなど、多くのチャートソフトのトレンドラインは途中で線を止められます。
よって、他のチャートソフトでトレンドラインを使った後にMT4を利用すると使いにくいと言わざるを得ません。しかし、MT5は他のチャートソフト同様にトレンドラインを途中で止められるため、MT4と比べるとトレンドラインが非常に使いやすいです。


エリオットツールがある
一部トレーダーに絶大な人気を誇るエリオット波動ですが、MT5にはエリオット波動のカウント用ツールがあります。一方、MT4はエリオットツールが付属しておらず、エリオット波動のカウント時は、テキストなどを自らチャートに貼る必要があります。MT5はエリオット波動を活用するトレーダーの利用にも適しています。

チャート解説用のツールが豊富
MT5は「矢印」や「グラフィック」のツールが多数用意されています。チャートに矢印などを記入してプリントアウトするなどして、後でトレードを振り返る方も多いでしょう。MT5はチャート解説用のツールが豊富にあり、自らの取引の振り返りや、第三者にチャート解説をする際に非常に便利です。「ライン」には矢印線もあるため、トレンドの方向を一目瞭然とすることもできます。MT5はかゆいところに手が届く描画ツールが揃っています。

取引画面上に使いやすいラインを引けるMT5
MT4はトレンドラインが非常に使いにくいため、MT4=ライントレードでは使えない、とのイメージを抱く方も少なくありません。しかしMT5は、他のチャートツールと同様に自由にトレンドラインが引けます。またエリオットツールなど、多彩な描画ツールが揃っています。このためMT5は、MT4でライントレードを諦めた方の期待にも充分応えられる存在です。
TradingViewも描画機能は優れていますが、MT5は取引プラットフォームとしての機能も持ちます(TradingView経由の取引は一部のFX会社に限定)。実際に取引するチャートを見ながらトレンドラインなど描画ツールを利用する方に、MT5の利用は特におすすめです。まずはお試しください。
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