2024年10月6日(水)、いよいよ開票となった【米大統領選2024】。
東京時間から日経は上昇しはじめ、ドル円も上昇を開始していました! 珍しく東京時間から強いドル買いでドル円は上昇し、ユーロドルは大きく下落を開始。
今年最大のボラティリティを既に記録したのはユーロドルでした。いかにドルが買われはじめていたのかがわかります。昼前からジワジワと円安も強まりはじめ、円とドルは乖離を強めました!
凄まじい激戦で拮抗していましたが、激戦7州のうち「ペンシルバニア」「ジョージア」「ノースカロライナ」「ウィスコンシン」の4州を最終的に制したトランプが勝利! コレにより再びトランプ氏が返り咲くことになりました!
♦民主党【カマラ・ハリス】
224人6636万291票(47.5%)
♦共和党【ドナルド・トランプ】
277人7128万9102票(51.0%)
トランプ氏は過半数である270に到達する前に「勝利宣言」をしましたが、それからも株価は上がり続け、為替は円安ドル高で変わらず…。この「速報記事」を書いている23:00NY時間前までも円安ドル買いは止まっていません。
日経先物でも非常に強く上昇し、40000円台に回復。NYダウ先物でも43600ドルまで上昇していました。
ドル円も300pips以上の上昇となり154円台に軽く乗せ、大きく落ちても153円台を割れることはありませんでした! 逆張り勢力を完全に焼くような動きに入った感じです。
米10年債利回りも大きく上昇し、ビットコインも年初来高値を軽く更新する状況で、GOLDだけが時間経過とともに急落し唯一の整合性のある感じです。それまでは全てが上昇していたので整合性はない状況でした。
早くもトランプ相場が始まったなという感じでしょうか。今後も米国が抱える「インフレと高金利についてFRBに意見する問題」や「ロシア・ウクライナ問題」や「関税・移民問題」などなどをどのように解決に導くのか、手腕を問われるのはこれからです。
相場にも多大な影響を与え続けていたトランプ氏ですが2016年~2020年のドル円レートは690pips~1700pipsほどしか動いておらず、中国関税問題激化などがあったにも関わらず「為替は安定していた」ともいえます。
現在は、ドル円を代表にボラティリティが激しすぎる状況ですが、以前のように為替を落ち着かせることができるのかにも注目していきたいところです。
FX雑誌「外国為替」vol.13
発売:2024年10月22日(火)
定価:980円(本体891円)