9月3週目振り返り
先週(9月3週目)の振り返りから…。
注目の13日(火)米国消費者物価指数(CPI)は、総合8.3%・コア6.3%と市場予想を上回るも大きな数字ではなかった。
しかし相場の動きは2カ月連続でCPIショックと呼ぶにふさわしい動きへ。
NYダウは最終的に1,200ドル以上の大暴落、状況次第であればサーキットブレーカーレベル。
日経先物も暴落し、米長期債は急上昇となる。
為替は、ドル円は瞬間で下に抜けたが、ドル買いが凄まじく加速し、また145円ギリギリまで上昇。
今月は8月と真逆で200pipsを瞬間で超える上昇となった。
(先月は200pipsを超える暴落)
注目材料目白押し!最注目は米国政策金利
今週(9月4週目)は9月21日(水)27:00~のFOMC/FRBによる米国政策金利が、やはり最大の注目となる。
市場予測は遂に0.50bp利上げ予測は消えうせ、0.75bp利上げ=約80%・1.00bp利上げ=約20%となる。
さすがに1.00bp利上げは採用されないと思うが、FRBのインフレ退治ができていない状況ではゼロではない。
米CPI後は株式市場は暗雲立ち込める状況で、米長期債は逆イールド発生のまま。
年初来高値に迫る勢いのまま、高い水準で停滞。よってドル買いの地合いは非常に強い。
週末には円とユーロの買戻しもあり、ボラが低下しているように見える要因になっているが、また通貨強弱の乖離が起きれば凄まじいボラが出ると思われる。
国内市場休場日に波乱あり?
21日(水)FOMC当日もだが、翌日にも注意が必要。
今週は19日(月)・23日(金)が日本シルバーウィークにより、日本休場となり通常運転は20日(火)、21日(水)、22日(木)のみ。
22日(木)はBOE(英国中央銀行)が遅れて政策金利もあり、他にも多数の政策金利もあり波乱は必至。
ドル円は145円を明確に上に抜けて150円を目指すのか、それとも140円を割れる下落となるのか!?
しっかり抜けた方向へ順張りが賢明と思われる。
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