毎月投稿してきたアノマリーシリーズ! 今年もやっていきますのでトレードのヒントにご活用ください★
いよいよ新年度2024年の相場が始まります。2022年、2023年と歴史的なボラティリティが続く為替相場ですが、今年もアノマリー通りにどれぐらい動くことになるのか!? 注目ですね!
1月は【順張りの月】と言われています!
特に第1週目の相場の動きに順張りでトレードしていくのが良いと言われます。その確率は70%ほどと非常に高いので、注目しておいて損はないでしょう!
株式市場では【年の始まりが大事】とされ、日本の株式市場では「大発会」から3日間程度、米国株式市場では年始から5日間程度の動きが【1年の相場を決める】とよく言われます。
市場には縁起を担ぐ投資家も非常に多いので、年初の出足が悪いとバイアスがかかったりすることがあるのかもしれませんね。かく言う私もそうだったりします(笑)。
他に覚えておきたいものとしては「中国アノマリー」があります。
中国の銀行で販売されている金融商品「理財商品」の償還期限があることからデフォルト懸念が高まり、リスク回避による円買いなどが強まるとされています。昨年もブルームバーグなどでも報道されていたシャドーバンクの資金源とも言われていますね。
「恒大集団」などの問題も未解決のままですし、中国問題は今年も出てくる報道に注意が必要でしょう!
では直近12年間によるドル円とユーロドルのボラティリティデータを見てみましょう!
ドル円の直近12年間データでは「陽線4回」「陰線8回」で、1月は平均447.875pips変動しています。
昨年は1月から非常に動いて驚かされたものですが、今年はどうなるでしょうか?
ユーロドルの直近12年間データでは「陽線5回」「陰線7回」で、1月は平均466.35pips変動しています。
ユーロドルは昨年も1年中ずっとこのアノマリーデータ平均値ほどで推移していたので、今年も同じような感じなら分析がしやすくなりそうですね!
日経225もバブル後の最高値をつけたりと2023年は非常に強くなった時期もありましたし、米株価指数も史上最高値を更新し続けたりと驚かされました。金市場もとてつもない強さをみせています。原油や戦争の問題など地政学リスクなどの影響もはかりしれません。
FXトレーダーも色々なニュースをキャッチしながら今年もやっていくべきでしょう!
※アノマリー使用上のご注意
毎月できるだけ「アノマリーシリーズ」は解説していきたいと思っています。
あながちバカにできないとされるアノマリーは「儲ける」というよりも「危険意識」のほうを重点に置いてもらい、ご自身の大切な資産を守るために参考にしていただきたいです。
FX雑誌「外国為替」vol.13
発売:2024年10月22日(火)
定価:980円(本体891円)