3月開始から日経平均の下落が強まり、米株価市場も大きく崩れ始めました。ココから日経もNYダウ・ナスダック・S&P500の下落が本格化すれば状況は一変しそうです!
為替市場との連動もしっかりすれば円高・ユーロ高・米ドル安の流れがハッキリと出てきそうです。
トランプ米大統領が延長していた「メキシコ・カナダへの関税を4月に実施することを確実とする発言」から、欧州にも、中国と日本にも条件次第では関税を発動すると言い出す。日本の円安に対しても初めて問題視するような内容もあり、コレにより円高が強まりました。いずれにせよトランプ米大統領の発言に振り回されることはまだまだ多くなりそうです。

ドル円の日足を見ても再び下落トレンドが本格的になってきましたが、以前の安値からは急激に戻した状況はココ数年で数えきれないぐらい見てきました。ドル円のボラティリティから見ても150円台には戻らないとは思えないので、まだまだこれからと言えるでしょう。
3月6日(木)22:15~「ECB欧州中銀政策金利&声明発表」
コンセンサス通りの利下げとなり、コレで5会合連続の政策金利を下げる結果となりました。
しかし、ユーロ売りにはならずユーロ買いが強まる結果となっています!
コレには織り込み済みから米ドル安を受けユーロ買いがそのまま継続したと見えます。

ユーロドルの4時間足を見ると、長いレンジから1.07台に乗せてからは一気に上に抜け始め、1.09台目前まで上昇となりました! 完全に上昇ブレイクしたと現時点では言えるでしょう。しっかりロールリバーサルとなり、レジサポ転換点となるかはココから注目です!

1週間の通貨強弱を見てもユーロが完全に上にあり、非常に強い買いに転じたのが分かります。ポンド買い・円買いも少しですが米ドル安も持続しているのも分かります。この流れが3月相場のトレンドとなるか!? 要注目です。
3月第2週となる3月10日(月)からの注目すべき材料などは次のとおりです。
冬時間(通常時間)が終わり、サマータイムが始まります。全ての指標や主要国の開始時間が1時間早まるのでご注意ください!
■3月10日(月)
ゴト日
■3月11日(火)
23:00~米JOLTS求人件数
■3月12日(水)
21:30~米消費者物価指数CPI
22:45~BOCカナダ中銀の政策金利&声明発表
■3月13日(木)
21:30~米新規失業保険申請件数・生産者物価指数PPI
■3月14日(金)
日本メジャーSQ
16:00~英貿易収支・GDP・鉱工業生産指数・製造業生産高
23:00~米ミシガン大学消費者信頼感指数
ぜひ参考にしてください!
※3月アノマリーも参考にしてください。