まずは先週の振り返りです。
日本祝日・盆休みで始まった8月3週目もしっかり動き続け、今年も夏枯れ相場といわれる急激なボラティリティ低下は見受けられません。
特に日経平均の動きは凄まじく、500円以上・1,000円を超える動きも珍しくなくなりました!
30,000円台を割れる目前まで大暴落しましたが、翌日から史上最高の値幅で上昇反発。一時的ではなく乱高下を繰り返しながらも結果はどんどん上昇回復しました。最終的には38,000円台まで戻して大引けとなっています。
落ちるスピードも半端ないものでしたが、上昇戻しの速さも歴史的なスピードではないかと思われます! ココからまったく落ちないのか!? それとも揉みあい再び落ちてしまうのか!? 目が離せません。
ドル円の1週間の動きも酷い動きでした。1週間の15分足チャートを見てもボラが高いままでの乱高下は激しく掴みどころがないような動きに翻弄されたトレーダーも非常に多かったことでしょう。
146円台は底堅い感じで149円台まで戻しているので上に強い傾向ですが、ボラティリティが高く引き続きダマシには注意したいところです!
恐怖指数VIXも急激な上昇から一瞬で元に戻る、驚きの動きとなりました。20どころか15を割るほど安全ラインまで戻しています。
直近1カ月では円買戻しの強さが伺えますが、1週間の通貨強弱では15日(木)まで円と米ドルの売り買いが入れ替わり激しい展開に。15日(木)21:30の米国指標から急激に円売りが加速した感じとなっています。
その後はやや戻していますが、再び日経が強ければ円は売られやすくなりそうですが…。流れはスグにまた変わってしまうのか!? 8月の後半戦も気を抜けません!
8月第4週目の相場となる8月19日(月)からの注目すべき材料などは次のとおりです。
■8月19日(月)
日本盆休み明け
■8月20日(火)
ゴト日
■8月21日(水)
27:00~米国FOMC議事要旨
■8月22日(木)
ジャクソンホールシンポジウム
16:15~仏PMI速報値
16:30~独PMI速報値
17:00~欧州PMI速報値
17:30~英PMI速報値
21:30~米国新規失業保険申請件数
22:45~米国PMI速報値
23:00~米国中古住宅販売件数
■8月23日(金)
ジャクソンホールシンポジウム
23:00~米国新築住宅販売件数
■8月24日(土)
ジャクソンホールシンポジウム
などなどとなっています! 今後の米金融政策を占うジャクソンホールシンポジウム(22日(木)〜)は世界中が注目しているビッグイベントです。注視しましょう。
※8月アノマリーの記事もあわせて参考にして下さい。
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