まずは先週の振り返りです。
12月11日(月)の週は今年最後の米国インフレ指標に主要国の政策金利発表など重要指標ラッシュとなり世界中のトレーダーが注目していました。
日経225は底堅く上値付近で乱高下しているが34000円台には届かず反発。
米株価指数は非常に強く凄まじい上昇となり、NYダウは史上最高値を更新し続け一時37400ドルを超えました!米国の強さには驚かされます。
米長期債は急落し米ドルは売りがジワジワと強まって整合性もしっかりしていました。
注目のドル円は12日(火)「米国消費者物価指数CPI」では上昇したものの、13日(水)「米国生産者物価指数PPI」では下落とり、「FOMC/FRB米国政策金利」発表では大暴落と下降トレンドを加速させました!(※前回記事をご参照ください。)
この1週間で約5円50銭(約550pips)以上の動きとなり、ボラティリティは高まりました。
この1週間の通貨強弱を分析してもドル買い・円売りからクロスしはじめ、FOMC通過後には完全に逆転し円買い・ドル売りに転じているのが一目瞭然です!
「この流れが続くか」と思いたいところですが、今年最後の「爆弾」になりうる19日(火)にある「日銀金融政策決定会合」「植田日銀総裁の記者会見」の内容次第では、「凄まじい円安へ戻る」「凄まじい円買いが加速する」のどちらにもなる可能性が高い!
しかも昨年2022年の12月20日(火)は、「為替介入」が何度もあったり、通常時から凄まじいボラティリティだったドル円が最も動いた「6円を超える大暴落」となった日です。
同じことが起こるかもしれないので、トレーダーさんはトレードを停止して見守るのが賢明ですね!
12月18日(月)からの注目すべき指標・材料は以下の通りです。
■12月19日(火)
時間未定~BOJ日銀政策金利&声明発表
15:30~植田日銀総裁の定例記者会見
22:30~米国住宅着工件数
■12月20日(水)ゴト日
16:00~英国消費者物価指数CPI・生産者物価指数PPI・小売物価指数
24:00~米国中古住宅販売件数
■12月21日(木)
20:00~TCMBトルコ中銀政策金利&声明発表
22:30~米国新規失業保険申請件数・フィラデルフィア連銀景況指数
■12月22日(金)
8:30~日本消費者物価指数CPI
22:30~米国個人所得・支出・PCEデフレーター
などなどとなっています。
ぜひトレードの参考になさってください!
※前回記事や今年最後となるアノマリーシリーズ12月の記事もあわせてご覧ください!
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