11月2週目の為替相場振り返り
まずは先週11月2週目の振り返りです。
FOMC/FRBの2会合連続の金利据え置きが確認され、ADP雇用者数・米雇用統計を通過して乱高下が強かったのですが、最終的には米ドル売りを加速させてドル円は大きく下落していきました。
この前週、11月1週目の流れを持続させると期待されたものの、残念ながら先週のドル円レートはひたすら上昇し続け年初来高値をトライしに行く動きでNY時間大引けとなりました。
ユーロドルはユーロも買われていたので米ドルの買戻しが強まりましたが、高値圏を維持しレンジの1週間となっています。
1週間の通貨強弱を分析してもやや円安でドル買いユーロ買いのほうが強いのが分かります。
今週は判断が難しい相場に
市場全体の動きを見ても、株価指数は上昇気味で強いが、米長期債は乱高下し米ドル売買も連動しない期間も長く、相関・逆相関も整合性がない状況が継続。
ユーロ圏や米国の高官・要人発言を市場が織り込んだように報道されていますが、来週からもこの流れが強まるかは判断が非常に難しい相場となっています。
11月3週目は「米国消費者物価指数CPI」などもありますので、再び逆回転が起きる可能性は十分にあります。トレーダーさんは注意しましょう!
11月13日(月)からの注目すべき指標・材料は以下の通りです。
■11月13日(月)
8:50~日本企業物価指数
■11月14日(火)
22:30~米国消費者物価指数CPI
■11月15日(水)ゴト日
16:00~英国消費者物価指数CPI・小売物価指数・生産者物価指数PPI
22:30~米国小売売上高・生産者物価指数PPI
■11月16日(木)
22:30~米国新規失業保険申請件数
■11月17日(金)
22:30~米国住宅着工件数
などなどとなっています。
重要指標も多いのでぜひトレードの参考になさってください!
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