先週の為替相場振り返り
まずは、先週の振り返りから。
8月第2週目の注目は2つの米国インフレ指標でした。
米国の雇用や賃金は強く、インフレ指標の結果次第で、9月のFRB政策金利の利上げ予測が相場に織り込まれます。
■8月10日(木)21:30~
「米国消費者物価指数CPI」
市場予想:+3.3%
結 果:+3.2%
■8月11日(金)21:30~
「米国生産者物価指数PPI」
市場予想:+0.2%
結 果:+0.3%
CPIは少し良い結果に、PPIは少し悪い結果となりましたが、米国のインフレ率低下は想像を遥かに超えたスピードで鈍化。どんどんFRB利上げは無くなっていくのが普通に見えます。
しかし、数字の開きよりもインフレ率2%正常化は思ったよりも時間がかかるとの見通しは変わっておらず。いずれにしても為替の反応は円安・ドル高方面にジワジワと戻った感じです。

ドルインデックスと円インデックスの日足対比チャートで見ても、激しくドル買いから売りそして再び買われ始める展開。
円はドルにしっかり逆相関で円売りが強まっているのが分かります。

この1か月ほどでドル円は約8円の往復をする凄まじいボラティリティとなり、今年もトレーダーを困惑させています。
8円ほどの暴落が押し安値となり、再び年初来高値とほぼ同レートをつけ先週は終わりました。
日米の金利差から言えば当然の円安となりますが、今回のYCC修正案から日本の長期債は上昇しても円買いにはならず。そうなると、ココからも円安はジワジワと強まる傾向にあり、為替介入の可能性も同時に高まるのでトレーダーは買いにくい状況になります。
夏枯れ相場は不要な持ち越しにご注意を!
来週8月第3週目からは本格的な夏枯れ相場に入っています。
ボラ低下による急変動などに注意とばかり言われますが、ボラ低下は動かないので損切り指値・利確指値どちらにも届かず決着がつかないことも多いので、不要な持ち越しをしがちです。ご注意ください!
8月14日(月)~18日(金)までの重要指標・材料などは以下のとおりです。
■8月15日(火)ゴト日
21:30~米国小売売上高・輸入物価指数・NY連銀製造業景気指数
■8月16日(水)
15:00~英国消費者物価指数CPI・小売物価指数・生産者物価指数PPI
21:30~米国住宅着工件数
27:00~米国FOMC議事要旨
■8月17日(木)
21:30~米国新規失業保険申請件数・フィラデルフィア連銀景況指数
23:00~米国景気先行指数
などがあります。参考にしてみてください!



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