7月12日(水)21:30~発表の「米国消費者物価指数CPI」。
市場予想:+3.1%
結 果:+3.0%
前 回:+4.0%
となり、予想よりは少しですが前回からは大きくインフレ率は鈍化し良い結果となりました。
先週末の「米雇用統計」結果で米ドル売り・円買いとなり、今週も週明けからその流れは継続。
米国インフレ率の結果次第ではさらにその流れが強まる可能性と大きく逆噴射の可能性を秘めていたため、市場は非常に注目されていました。
「円買い」が強まっている背景には、7月28日(金)に予定している日銀会合でフォワードガイダンスの修正を示唆するような材料が出てきており、「YCC修正観測」の可能性が強まっているのもあります。
いずれにしてもドル円は日足で遂に5連続の陰線を付け年初来高値からは6円以上の乖離。
5月にようやく抜けた上昇ブレイクポイントとなったレートまでノンストップで下落中です。
ドルストレートの上昇を見れば、いかに米ドル売りがジワジワと強まっているかが分かります。上記の通貨強弱でもユーロはほぼほぼ横ばいで売買は弱い。
今月のFOMC・FRBで政策金利を再び停止となる可能性も織り込んでいる感じで、市場の整合性もしっかり出てきているのにも注目したいところです。
・日経は強く下落で「円買い」が連動しており
・米株は上昇回復強まり・GOLD上昇が強まり
米長期債は急落となり「ドル売り」が連動しています。
本日7月13日(木)21:30~「米国生産者物価指数PPI」が控えており、こちらもインフレ指標として重要です。忘れないようにしましょう!
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