先週6月4週目の為替相場振り返り
前週の「重要指標」を通過してから円安はジワジワと加速。週明け6月19日(月)からも円安は変わらず継続し、失速気味だったドル高も回復しつつ円安ドル高は再び強まりました。
前週6月15日(木)にドル円は141円台を突破すると戻ることはなく、年初来高値を更新し続け、上昇トレンドを強めています。
週末23日(金)143.800以上の最高値を更新し、NY大引け後には143.600以上の高値で終わりました。
円安が加速しスピードアップしてくると2022年を思い出さざるをえません! 「財務省」「金融庁」「日銀」などによる口先介入はもちろんのこと「為替介入」実施にも
要警戒しなくてはいけないでしょう。
ドル円をロングで押し目買い・既に持っている人は伸ばしたい状況ですが「厳戒態勢」の中トレードしていかなくてはならない状況です。
大丈夫だろうと思っていた矢先に昨年は何度も瞬間で大暴落が起き、そのタイミングは誰にも読めませんでした。
月末もこのままドル円が上昇するならば「円安?」「ドル高?」どちらが主体で要因となっているかに注目です!それを見極めれば他の通貨ペアもやりやすくなるでしょう。
6月最終週の注目ポイント 月末特有の動きに注意!
6月最終週となる6月26日(月)~30日(金)、予定している注目指標などは次のとおりです。
■6月27日(火)
21:30~カナダ消費者物価指数CPI
21:30~米国耐久財受注(速報値)
22:00~住宅価格指数・S&Pケースシラー住宅価格
23:00~新規住宅販売件数・他などなど米国指標が多数
■6月28日(水)
10:30~豪州消費者物価指数CPI
21:30~米国卸売在庫(速報値)
■6月29日(木)
21:00~ドイツ消費者物価指数CPI
21:30~米国新規失業保険申請件数
23:00~米国中古住宅販売成約指数
■6月30日(金)
15:45~フランス消費者物価指数CPI
18:00~EU消費者物価指数HICP
21:30~米国個人所得支出・PCEデフレーター
22:45~米国シカゴ購買部協会景気指数
23:00~米国ミシガン大学消費者信頼感指数
23:00~24:00月末週末ロンドンFIX
月末と週末が重なるロンドンフィキシングもですが、リバランスの影響を受けた株価などで為替も大きく変動する可能性が随時あります。
月末特有の動きには毎月ですがご注意ください。
FX雑誌「外国為替」vol.13
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