3月4週目の振り返り
まずは先週の振り返りです。
【欧州中央銀行(ECB)政策金利】【FRB/FOMC米国政策金利】など、重要指標を通過しユーロドルが先行して「ドル売り」で上にブレイク、遅れてドル円が下にブレイクとなりました。
「FOMC」などの詳細は、前回までの記事をご覧下さい。
ユーロドルは天井をつけては強い下落を繰り返しています。
銀行破綻などの問題で突然の急落が多いのですが、全て元のトレンド通り上昇して回復し、ほぼ全て高値を更新しています。
しかし、回数を重ねる度にその下落からの上昇は値幅を広げており、なかなかこの押し安値を買うのは至難の技となってきています。
今回もまた週末に大きく下落して戻さず終わりましたが、ココから全て戻して高値を更新できるのかに注目です!
ドル円はユーロドルのブレイクから1日遅れでドル売りが続き、再び下へ抜け始めました。
日足ではヘッドアンドショルダー完成となりつつあります。
ココからネックラインを割り込めばさらにトレンドは強まりそうですが、年初来安値付近はサポート買いも強そうで、売り買いどちらの勢力が勝つのか!? 気になるところです。
直近1週間の通貨強弱では「円買い」「ややユーロ買い」「ドル売り」がジワジワと交錯。
このまま相関・逆相関が続きトレンドが持続するようなら、ドル円は下・ユーロドルは上で逆相関となり、ドルが弱いときは必ず買われる「豪ドル買い」が期待できるかどうかにも注目です!
来週の注目ポイント 3月31日ロンドンFIXに注目
来週は3月の最後の週であり、年度末でもあります。
月末リバランスや、期末決算に向けたレパトリエーションによる急な円の買戻しなどに、いつもよりも注意しておきましょう。
3月31日(金)は月末と週末が重なる日となるので、23:30~24:00の月末ロンドンFIX(フィキシング)には注意です!
※ロンドンFIXはロンドン市場のGOLDの仲値が決定されることです。
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