2月6日〜2月10日の振り返り
まずは先週の振り返りです。
連日の「日銀関連」に関わる報道などで為替はダイレクトに反応していました。下図の1週間「円の通貨強弱」からも、特に円が日足でも乱高下が強いのが分かります。
東京時間、欧州時間、NY時間でも真逆に動くことが多く、ドル円とクロス円をトレードするトレーダーは振り回されたことでしょう。
それは「日銀後任人事」が公表されても変わらずといった感じです。
2022年、凄まじい勢いで上昇し続けたドル円は天井をつけて昨年の10月以降からの切り返し・トレンド転換してからは非常に速いペースで下落し続けました。
今年も年始早々から安値更新で始まったので、強い下落トレンドの流れが続きそうだと誰もが思ったのは記憶に新しいところです。
しかし、そこからは微妙な動きに。「FOMC/FRB政策金利」「ECB政策金利」「米雇用統計」など大きな材料を通過した現時点でも明確なブレイクはなく、なかなか決着はつかないまま。
レンジ相場で推移しており上値も重いですが、安値の切り上げを開始しつつあり再びブレイク待ちとなる重要な局面となっています。
2月第3週目の注目ポイント
2月14日(火)バレンタインデーの日に、またもや大きな材料と重要指標となる「日銀後任人事の国会正式提示」と「米国消費者物価指数(CPI)」が控えています。
この「円主体」となりそうな材料と「米ドル主体」となりそうな材料がぶつかり合うことになるので、どんな結果となるかは未知数なところもあります。
いずれにせよ今度こそブレイクとなってくれるのか!? しっかり方向感を示してくれるのかに注目です。
FX雑誌「外国為替」vol.13
発売:2024年10月22日(火)
定価:980円(本体891円)