世界的なサマーバケーションの終わりとともに「夏枯れ相場」が終わり、今年も残すところあと4か月となりました。9月にはどのようなアノマリーがあるのか? 早速チェックしていきましょう!
9月は大相場の月
9月は「大相場の月」とされています。その確率は過去24年間で約65%! あながち馬鹿にできないアノマリーです。
米国祝日の「レイバーデー」9月1日(月)で世界中のサマーバケーションが終わり、投資家・トレーダー達が相場に帰ってくるので「夏枯れ相場」が完全に終わり、相場が活性化し始めることがまずは要因かと思われます。
日本企業の中間決算でレパトリエーションが始まって円を買い戻すので、円高ドル安になる可能性が高まるといわれています。レパトリエーションの動きは「日銀金融政策決定会合」で金利差縮小に向かうことも重要なポイントといえます。昨年はほとんど見られなかったように思いますが、いよいよ出てくるかもしれませんね!
「9月大相場」の始まりとなりトレンドが持続すれば、その流れは10月、11月まで続くことも考えられるので要注目です!
先日のジャクソンホールシンポジウムでのパウエルFRB議長の会見から、Fed予想でも大きく利下げに傾き始めています。ココから円高ドル安が強まるかどうかは、トレーダーにとって重要なトレンド見極めになります。
過去14年間の9月ドル円、ユーロドルデータ

平均変動率「406.230pipsほど」となっています。毎月500pipsは当たり前のように動いているので、しっかり想定しておきましょう!

平均変動率「443.921pipsほど」となっています。今年はココまでユーロドルもしっかり動いており良い感じのボラティリティが続いています。
日米だけでなく金利差の縮小は大きな課題となっています。アノマリー通りに大相場のきっかけとなる可能性は非常に高いといえるのではないでしょうか。各国の政策金利はしっかりと押さえておきましょう。
9月政策金利の日程
11日(木)20:00~TCMB/21:15~ECB政策金利
17日(水) 22:45~BOC政策金利/27:00~FOMC/FRB政策金利
18日(木)20:00~BOE政策金利/22:00~SARB政策金利
19日(金)時間未定~BOJ日銀金融政策決定会合
25日(木)16:30~SNB政策金利/28:00BOM~政策金利
30日(火)13:30~RBA政策金利
※アノマリー使用上のご注意
毎月できるだけ「アノマリーシリーズ」は解説していきたいと思っています。
あながちバカにできないとされるアノマリーは「儲ける」というよりも「危険意識」のほうを重点に置いてもらい、ご自身の大切な資産を守るために参考にしていただきたいです。