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【大荒れの月】「12月相場アノマリー」について徹底解説!

【大荒れの月】「12月相場アノマリー」について徹底解説!

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アノマリーシリーズもついに最後となり今年も大詰めとなりました!
早速「12月アノマリー」を解説していきましょう。

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大荒れの月

12月は「大荒れの月」。1年の中でも最も荒れるのは「3月」だといわれていますが、同じぐらい荒れるとされるのが「12月」だといわれています!

特徴的なのは、ボラティリティだけではなく方向感の無い乱高下が強い傾向があるので、非常にリスクが高まるとされています!

それは12月上旬からは活発に動く傾向にありますが、中旬以降より急激なボラティリティ低下となりやすいためです。その理由としては、年内最後となる【メジャーSQ】によるもので、この【メジャーSQ】を通過後に国内外の機関投資家からどんどんクリスマス休暇に入るからだといわれています。ポジションの整理が急激に起きたり、リバランスされる可能性も強まります。

※2024年最後の【メジャーSQ】は日本12月8日(金)・米国12月20日(金)です。

サンタクロースラリー

クリスマスラリーとも呼ばれる「米国株式市場」の強めのアノマリーです。20日以降から1月新年にかけて株価は上昇傾向が強まるとされています。

12月に入ると節税対策といった理由から処分売りが出やすいのですが、20日以降にはどんどん減少していき、新たなる買戻しが主な理由といわれています。対して日本では……。

掉尾の一振(とうびのいっしん)

日本の株式市場における年末最終売買である「大納会」に向けて株価が上昇しやすいという非常に有名なアノマリーなので聞いたことがある方も多いのではないでしょうか!?

決算期や結末権利落ち日・権利落ち翌日の大引けにかけ企業や投資信託、はたまた年金基金GPIFによる買い注文【ドレッシング買い】【お化粧買い】が要因ではないかなといわれています。

ドル円・ユーロドルの直近12年ボラティリティデータ

では直近12年間によるドル円とユーロドルのボラティリティデータを見てみましょう!

ドル円の直近12年間データ

ドル円の直近12年間データでは12月は平均438.742pips変動しています。

ユーロドルの直近12年間データ

ユーロドルの直近12年間データでは12月は平均366.775pips変動しています。

ドル円もユーロドルもデータ上やはり平均値も各月と比べてもやや低い傾向にあります。
年末は大きく動く日はありますが、全体的には後半にかけてどんどんボラ低下・薄商いが要因かなと思われます。12年間のデータとしても年末相場の特徴が出ている感じですね。

NZドルアノマリー

先月11月アノマリーでも解説していた、オセアニア通貨のNZドル米ドルが年末相場は買われやすいというアノマリーも気になるところです! 11月が終わり12月でしっかり上昇し陽線となるかに注目ですね!

※アノマリー使用上のご注意

毎月できるだけ「アノマリーシリーズ」は解説していきたいと思っています。
あながちバカにできないとされるアノマリーは「儲ける」というよりも「危険意識」のほうを重点に置いてもらい、ご自身の大切な資産を守るために参考にしていただきたいです。

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FX「外国為替」編集部
FX「外国為替」編集部。たくさんの投資家の人生が、FXのおかげでほんの少し豊かになる—。そんな未来を目指して2022年8月に『外国為替』を創刊。雑誌は全国の書店およびAmazonで発売しています。
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