非常に長引いてしまった戦争「ロシア・ウクライナ」による地政学リスクが急激に高まっています。
バイデン米大統領が長年禁じてきたミサイル使用を、なぜこのタイミングでウクライナに許可したのか!? 真相はわかりませんが、コレにより「第3次世界大戦」の可能性が強まりました!
ロシアがICBM攻撃をするなど笑いごとではありません。それでも2022年2月の時ほどマーケットは反応していませんが、今後も警戒はしておいた方がよさそうです。
いずれにせよ「リスクオフ」の流れでGOLDが買われ急騰しており、円買いも強まりました。米ドル買いは強まっていません。
ドル円レートを見ると始まりからやや円安で進むもスグに円買いで下落しましたが153円台はキープ。再び円安ドル高が強まり156円台目前まで上昇するも再度下げる始末で、非常に乱高下が強く方向感も微妙な1週間でした。
振り回されて大きく損したトレーダーさんが多かったように思います。最終的には何事もなかったかのように週の始値付近で終わっています。
先週も強かったビットコインは10万ドル目前まで上昇しており、BTC/JPYでは1500万円台を軽く超えています!もはや2000万円にまで年内に届いてもおかしくないレベルです。
1週間の通貨強弱を分析すると久しぶりに水色の円が一番上で推移しています。乱高下も強いですが終始買われ気味だったことがわかります。ユーロとポンドはジワジワと売られており今後もその流れは続きそうに見えます。
11月最終週からも注目しておきたいのはユーロドルです! 2022年に誰もが経験したことのないパリティ割れは記憶に新しいですが、再びその可能性が出てきました!
1.05台の節目・サポートを大きく割り込み1.03台まで下落しています。テクニカル的にもココを抜けると下はまだまだスカスカとなっているのが分かります。いずれにしても底入れしたようには見えません。
11月最後の週となる11月25日(月)からの注目すべき材料・指標は以下のとおりです。
■11月25日(月)
ゴト日
■11月26日(火)
24:00~米新築住宅販売件数
28:00~米FOMC議事要旨
■11月27日(水)
10:00~RBNZジュージーランド中銀政策金利&声明発表
24:00~米個人所得・支出・PCEデフレーター・中古住宅販売成約指数
■11月28日(木)
米休場
■11月29日(金)
米ブラックフライデー
19:00~ユーロ消費者物価指数HICP
ご参考まで!
11月アノマリーも参考にしてください。
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