FOMCより動く日銀総裁の発言
9月21日(水)27:00~FOMCは大きなサプライズは無く、市場予測通り「0.75bp」利上げで無事に通過。
パウエルFRB議長もタカ派的姿勢をそのままで、特筆するような発言も無かった。
しかし翌日9月22日(木)正午過ぎ…。
BOJ(日銀)政策金利は据え置き、黒田日銀総裁の発言は「当面は金利を引き上げない」とし「今の時点で政策指針の変更は必要ない」「欧州がマイナス金利をやめても日本がやめる必要ない」とした。
ドル円とクロス円は1分足で150pips上下に動くほど強く円で反応し、FOMCよりも動く謎の結果となる。
24年ぶりに為替介入を実施
落ち着いてみればドル円は強く上昇しはじめ、ジワジワと145円後半まで上げ、146円にまもなくという145.898をつけた17:00過ぎに大暴落が突如発生!!
【要人発言】神田財務次官
「断固たる措置に踏み切った」
「為替介入を行った」
と発言!
なんと、1998年6月から24年ぶりに為替介入を実施。
ドル円は最大520pips大暴落した。
夕方18:30~
再度おこなった記者会見でも「為替介入」を発表した。
そして引き続き継続するような発言を繰り返した。
通過強弱の通り、強い円買いが発生したが、今までもこの程度の円買いは、単発的には何度も起きている。
今年の最大値では9円の押し目をつけてきたが、今回は今までと違う。
完全な「為替介入」である。
前回は1週間で13円落ちている。
今回もトレーダーは押し目で買えるかどうかは非常に難しくなり、市場心理は大きく乖離しそうだ。
今後も日本政府・日銀・財務省の発言などには要注意なのは間違いありません!!
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