あながち馬鹿にできないアノマリーシリーズ! 今回は2月相場のアノマリーを解説していきます。
ドル円のボラティリティは非常に高く、1月から今年も「1月アノマリーデータ」の平均変動率を大きく上回る結果となり、2023年1月と同じような出だしとなりました! 2月もこのままボラティリティが高いままとなるのか!? 要注目です。
中国春節の影響にも注目
基本2月は【逆張りの月】が良いとされ1月アノマリーの真逆となっています。
第1週目の動きを把握し、翌週からは逆張りで狙うという感じでしょう。過去18年間のデータでは約61%とされています。
2月といえば今回のアイキャッチのデザインのとおり【中国春節 ChineseNewYere】があり、中国・中華系民族の多い国でも長期休暇が始まります。今年2024年は2月10日(土)~17日(土)までとされており、史上最長規模になるといわれています。
昨年2023年はこの連休にまつわる中華系民族の移動はなんと21億人以上と発表されていましたが、今年2024年は90億人といわれています。(中国交通運輸省より)
とてつもない経済効果であるのは誰でもわかりますよね!
中国では外為証拠金取引は法的に禁止されています。
個人は商業銀行を通じて通貨取引が可能ですが、レバレッジを効かせることはできません。
年間の外貨購入額も制限されています。
ただ、実際には規制の執行が緩く、そのおかげで外資系ブローカーは最大400倍のレバレッジを提供しているのが現状となっているようです。
しかし、この大移動による旅行実需の為替だけでもかなりの影響があるでしょう!
この他に、「日本株式市場」の有名なアノマリー【節分天井彼岸底】にも注目です!
コレは新春からの強い相場は節分ごろまでは続きやすく、その後は彼岸時期まで下落しやすい傾向とされ、3月お彼岸で底をうつといわれています。
「日本企業の決算集中」や「機関投資家の利益確定」などが影響するのが要因のようです。今年は年始から日経平均は驚きの強さをみせました! 為替への影響は注目しておきたいですね。
直近12年、ドル円・ユーロドルのボラティリティデータ
では直近12年間によるドル円とユーロドルのボラティリティデータを見てみましょう!

ドル円の直近12年間データでは「陽線6回」「陰線6回」で、1月は平均455.133pips変動しています。

ユーロドルの直近12年間データでは「陽線3回」「陰線9回」で、1月は平均410.641pips変動しています。
ドル円はボラティリティが高いままでクロス円も同じくとなっています。
対してユーロドルやドルストレート通貨ペアはボラティリティが低くなっており、このまま低下傾向にあるのか!? 米ドルの売買が弱いのも影響していそうです。
ATRボラティリティはトレードへ直結できるデータなので参考にしてみてください。
※アノマリー使用上のご注意
毎月できるだけ「アノマリーシリーズ」は解説していきたいと思っています。
あながちバカにできないとされるアノマリーは「儲ける」というよりも「危険意識」のほうを重点に置いてもらい、ご自身の大切な資産を守るために参考にしていただきたいです。




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