11月4週目の為替相場振り返り
まずは11月4週目の振り返りです。
前週11月3週目のドル円レートは、米ドルの売り買いが乱高下しながらも最終的には下落を強める流れで終わりました。
今週も週明けからその流れは続き、11月20日(月)ゴト日の東京時間スタートからドル円レートは下を選び、149円台後半から147円台を割れるギリギリ手前まで落ち込みました。
147円台前半で50pipsほどの値幅で乱高下しながら揉みあい、なんだかんだテクニカル的にもこのまま落ちて行くのかと思っていましたが、週半ばとなる22日(水)からはどんどん上に戻し始め、日本・米国休場も明けた週末24日(金)には週初めのレートまでほぼ戻して終わるという意外な結果となりました。
このまま11月が米ドル売りで終わるのか微妙になりつつも、ユーロドルなどドルストレートを見るとしっかりトレンドを持続させています。
上昇ブレイク後はトレンドをキープさせるだけではなく高値更新もしっかりで、ユーロドルは高値圏で推移。逆張り売りポジションを苦しめる動きとなっています。
1週間の通貨強弱を分析しても、米ドルは買戻しの時間は短く、最終的にはジワジワと売られ気味なのが分かります。
対してオセアニア通貨の豪ドルとNZドルとポンドは買われ気味で強まっています。
ユーロはどちらでもない感じとなり、円は再びやや売られ気味なのが分かるので、ドル円の戻しは円によるものなのかなと思いますね!
少し気になるのは【恐怖指数VIX】が今年最低レベルを更新するまで低下し続けており、日経や米株価指数は強いのでイマイチ連動しておらず不気味です。
【恐怖指数VIX】が低い状況でずっと続くことのほうが稀ですので、急激な上昇には注意しましょう!
来週の注目指標&材料 月末特有の動きに注意!
週明けから11月も最後の週となりますので、月末リバランスなど月末特有の動きには注意したいところです。週末は12月1日(金)となり今年も最後の相場が始まります!
11月27日(月)からの注目すべき指標・材料は以下のとおりです。
■11月27日(月)
24:00~米国新築住宅販売件数
■11月29日(水)
10:00~RBNZニュージーランド中銀政策金利&声明発表
■11月30日(木)ゴト日・11月最終日
19:00~ユーロ消費者物価指数HICP
22:30~米国新規失業保険申請件数・個人所得・支出・PCEデフレーター
24:00~米国中古住宅販売成約指数
25:00~ロンドンFIX(月末最終日)
■12月1日(金)12月年末相場の始まり
22:30~カナダ雇用統計
などなどとなっています。ぜひトレードの参考になさってください!
今年最後となるアノマリーシリーズ12月の記事(後日公開予定)もご覧ください!
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