2月13日〜2月17日の振り返り
まずは先週の振り返りです。
注目された2月14日(火)、バレンタインデーの米国消費者物価指数(CPI)。
米国消費者物価指数(CPI)
予想:6.2%
結果:6.4%
事前予想を+0.5%上回ってしまうやや悪い結果となりました。
インフレ率はピークアウトしたように見えますが、低下ペースはココで鈍くなり、利上げは長引くとの見方が強まっています。
今年に入ってからの急変動・変動幅はマシになりつつありますが、それでも150pips弱の動きでした。
FRB利上げペースは「0.25bp」の通常値で落ち着きそうでしたが、またもや「0.5bp」に戻すようなタカ派色が強まりました。
FRB投票権を持つ要人発言もあり、市場は織り込んで動き始め、ジワジワとまたドル高の流れに傾いています。
1週間の通貨強弱をみてもドル買いが急激に強まっている傾向。対ドルでは負けているもののユーロとポンドも買われており、なぜか円だけが売られてしまう。
日本の長期債は上限0.5%付近の高い水準で停滞していますが、ドルとは逆相関し整合性がない状況となっています。
2月第4週目の注目ポイント
ドル円は年初来高値の134.700付近を抜け135円にしっかり乗せて高値更新。
しかし、135円に乗せた直後からは激しく下落し、日足ではいったん全戻しとなりました。
過去検証から分析すると、今までの高値付近となる「134円台後半」の扱いとし、ほぼ同レートと考えれば、週明けからまた下落を強める可能性も高い。
もう一度135円台に乗せて上に抜けれるかどうかの見極めが重要となりそう。
いずれにしても週明け2月最終週もドル買いが継続するかどうかで、ドルストレートの下降トレンドも持続しそうです。
なお、2月20日(月)のゴトー日は「米国祝日」により米国市場が休場に。
トレードはNY時間までに終わらせておくのが賢明でしょう。
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