歴史的なドル全面高と円安
前週の為替市場をひとことで言えば「ドルの一強」でした。米ドルは円・ユーロ・ポンド・豪ドル・NZドルに対してほぼ全面高となり、米ドル指数は約13か月ぶりに節目の100を上回りました(実測値)。ドル円は週を通して1円も動けず近年では稀にみるボラティリティの低下でしたが、161円台に貼り付き、またも1986年以来という歴史的な円安水準で推移しています。

日銀は2026年6月16日(火)の会合で政策金利を0.75%から「1.00%」へ引き上げました。普通なら「金利を上げた国の通貨は買われやすい」のですが、米国側の利上げ観測がそれ以上に強く、金利差の綱引きで円が買い負けしている、という構図です。理不尽ですが、そのように報道されています。しいて言うならば、日本もようやく上り始めたがいつも遅く、アメリカとの動きにあっていない為、距離(金利差)がなかなか縮まらない状態です。
週末の半導体ショック
株式市場は、相変わらずの激しい動きが続いています。2026年6月25日(木)に、米マイクロンの記録的な好決算(売上高約415億ドル、粗利益率84.9%)が伝わり、半導体物色が息を吹き返す展開に。日経平均も史上最高値を一気に更新するほどの上昇となりました。
しかし、OpenAIのIPOが延期となり、年内は無理になる可能性が高まりました。コレが思った以上の悪材料となり、再び「半導体ショック」が発生! アジアの半導体株が総崩れとなり、韓国SKハイニックス・サムスンが約マイナス12%、キオクシアはマイナス15%超、韓国KOSPIは何度もサーキットブレーカー発動する始末です。恐怖指数VIXは1日で約プラス12.8%、日経平均は7万円の節目を割り込みました。リスクオフの空気が一気に広がり、為替でも豪ドル・NZドルが「売られ過ぎ」の領域まで沈み、日経平均は3,000円以上の急騰から翌日にはそれ以上に暴落するというジェットコースターのような1週間となりました。

原油、GOLDは下落
原油価格はどんどん下落し、米イランの問題前の水準まで低下となり、ほぼ正常化といえるレベルまで落ち着いています。世界中へのインフレ懸念など悪い流れが完全に終わろうといています。GOLDも下落を強めており、来週からもドル高の流れは変わらない可能性が高いでしょう。

6月相場が終わり、7月相場が始まる週となる6月29日(月)からの注目すべき材料・指標は次のとおりです。
■6月30日(火)
ゴト日
23:00~米JOLTS求人件数
■7月1日(水)
カナダ休場
8:50~日銀短観第2四半期
18:00~EU消費者物価指数HICP
22:15~米ADP雇用者数
■7月2日(木)
21:30~米雇用統計・新規失業保険申請件数
■7月3日(金)
米国休場
※6月・7月アノマリー記事もご覧ください。(7月分は近日公開予定)







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