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海外ノマドライターの働き方[小栗健吾]

海外を旅しながら生きる金融ライターの世界7|海外ノマドライターの働き方[小栗健吾]

ゴールデンウェイ・ジャパン

 前回執筆時点ではタイのチェンマイにいましたが、その後はラオスのルアンパバーン、そして、タイのパタヤで新年を迎えました。大晦日には滞在していたコンドミニアムの5階から、ビーチの各所で打ち上がる花火を眺め、日本とは異なる新年の雰囲気を満喫しました。その後、2月から1か月ほどベトナムのダナンに滞在し、本稿執筆時点では、日本に帰省中です。

 今回の帰国の目的は、タイのDTVビザの取得です。このビザがあれば、5年間、1回の入国ごとに180日間の滞在が可能になります。リモートワークをしてタイでノマドをしたい人や、タイの文化に触れたい人にとっては、反則級のビザといえるでしょう。ただし、東京での申請は必要書類が多く、却下される事例も多いため、申請が通りやすいカンボジアのプノンペンにあるタイ大使館で申請予定です。

 さて、今回はフリーランスとして活動する上で重要な、収入源を分散させる意義についてお話ししたいと思います。私自身、ライターとして活動する中で、一時期は特定の取引先からの収入に大きく依存していました。月間で30万円から40万円、多いときには全収入の7割近くを1つの案件から得ていたこともあります。しかし、半年以上契約が継続しても、突然契約が終了することもあります。

 そうなると、収入が途絶えて生活ができなくなるため、新たな案件を探さなければなりません。実際、専業ライターをしている中で、大きな案件を受注し、半年から1年続いた後に終了、そしてまた新たな案件を獲得するというサイクルを繰り返していました。そのため、毎年12月から3月くらいにかけては、収入が大幅に減少することが恒例となっていました。

 もちろん、その都度営業活動を行い、取引先を分散させる努力はしていましたが、なかなか状況は改善されませんでした。しかし、6年目あたりから、ようやく1社への依存度を5割程度に抑えることができ、万が一の事態にも対応できる体制を築くことができました。

 フリーランスとして長く活動するためには、精神的な安定が不可欠です。そのためには、収入源を分散し、失注した際のリスクを最小限に抑えることが重要です。それは収入を確保するだけでなく、精神の安定にもつながります。ライターに限らず、全てのフリーランスに共通する教訓と言えるでしょう。

ABOUT ME
小栗健吾
おぐりけんご。海外でノマド生活を始めた金融ライター。FX・暗号資産・株式投資などの投資経験がある。2018年当時年収0の状況からライターを始める。専業ライターとして独立して以降はFP2級の資格を取得して、金融メディアを中心に投資・カードローンなどお金に関する記事を執筆している。
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