ドル円は先週の150円台にブレイクを果たしましたが、150円台をキープできず週末には少し戻して終わっていました。
週明けからもその流れのままやや下げて始まっていましたが、149円台をギリギリ割れずに耐えると東京時間が終わる前後からどんどん上昇しはじめ、欧州時間には150円台に戻り、23日(水)の153円台に乗せるまでまさにノンストップで押し目も作らず上昇し続けました! 再び円安が加速した展開です。
天井からやや反発する程度でいつもの激しい乱高下もなく、強いトレンドを維持したまま今週を終えました。
日経平均は4万円台に乗せるも維持できずどんどん下落してしまい、週末には38000円台も割り込む続落となりました。「選挙前の自民党劣勢を織り込んだ動きか!?」と報道でもありましたが、トレンドラインを引き直せばココを耐えたなら再び選挙結果次第では大きく戻せる位置ではあります。
しかし、下落となれば35000円台まではあっという間に落ちてもおかしくありません。27日(日)の結果次第では週明け28日(月)が「ブラックマンデー」にまたなるのでは!? とSNSなどでも盛り上がっていました! 目が離せない休日になりそうです。
1週間の通貨強弱を分析すると米ドル・円・ユーロ・ポンドの4通貨と比較しただけでも円だけが売られており、一番買われている米ドルの強さよりも3倍近い強さで売られていたのが分かります。
円も売られ、日経も売られ、日本売りとなっていたことになります! 10月最終週は材料は盛りだくさんで週末まで大荒れ必至でしょう。
10月最後の週となる10月28日(月)からの注目すべき材料・指標は以下のとおり。
■10月28日(月)
選挙明け東京時間から注目
■10月29日(火)
23:00~米国JOLTS求人件数
■10月30日(水)ゴト日
21:15~米国ADP雇用者数
21:30~米国GDP
23:00~米国中古住宅販売成約指数
■10月31日(木)
19:00~ユーロ消費者物価指数HICP
21:30~米国個人所得・支出・PCEデフレーター・新規失業保険申請件数
■11月1日(金)
21:30~米国雇用統計
23:00~米国ISM製造業景況指数
後日「11月アノマリーの記事」をアップしますので併せて参考にしてください!
FX雑誌「外国為替」vol.13
発売:2024年10月22日(火)
定価:980円(本体891円)