11月1週目の為替相場振り返り
まずは先週11月1週目の振り返りです。
前回の記事どおり10月末の「BOJ日銀政策金利」、11月1日の「FOMC米国政策金利」などの重要指標を終えて、株式市場は株価指数を見ていると大きく回復傾向にあります。
米長期債は下がり、為替はドル売りの流れがジワジワと出ました。
その後の米国経済指標が前後に色々と発表された週でしたが、結果は……
■11月1日(水)21:15~
◎「米国ADP雇用者数」
予想:+15.0万人
結果:+11.3万人
■11月1日(水)23:00~
◎「米国ISM製造業景気指数」
予想:49.0
結果:46.7
■11月2日(木)21:00~
◎「米国新規失業保険申請件数」
予想:21.0万件
結果:21.7万件
■11月3日(金)21:30~
◎「米国雇用統計」「非農業部門雇用者数」
予想:+18.0万人
結果:+15.0万人
◎「失業率」
予想:3.8%
結果:3.9%
◎「平均時給」
予想:+4.0%
結果:+4.1%
と、米国経済指標は雇用統計も含め良くない結果が続きました。
日銀の残念な結果で円安が加速し、天井となる年初来高値を大きく取りに上昇していましたが、FOMCからのドル売りを経済指標の悪い結果がさらに押した感じで、ドル円レートは元の安値付近まで全戻しとなる乱高下となっています。
通貨強弱1週間を分析しても円安ドル安が進んだことが一目瞭然で、後半にかけてドル安が加速しています。11月からの流れはこのまま円安ドル安となるかに注目しましょう!
大きな指標なくトレードしやすい週になる?
11月6日(月)からの注目すべき指標・材料は次のとおりです。
■11月7日(火)
12:30~RBA豪州中銀政策金利&声明発表
22:30~米国貿易収支
■11月9日(木)
22:30~米国新規失業保険申請件数
■11月10日(金)
ゴト日
などなどとなっています。
大きな指標もなく、比較的やりやすい週になりそうです。
今週からサマータイムが終了しており、欧州時間やNY時間の開始・終了、そして経済指標の発表時間などが全て1時間遅くなりますのでご注意を! ぜひトレードの参考になさってください!
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