先週の為替相場振り返り
まずは、先週の振り返りから。
「米雇用統計が終わり「ドル安」の流れで終わった前週、再び流れが継続するのか!? 週明けから注目していました。
7月アノマリーでは強めの「円安ドル高」なので真逆の展開に。
※「7月米雇用統計」「米CPI」については前回までの記事をご参照下さい。
週明け7月10日(月)ゴト日スタートの東京時間では、ドル円はいったん強く上昇し143円台に乗せてきましたが、東京時間終わりごろには下がりはじめ、そこから週末までノンストップで大暴落。「570pips」以上の週足で大陰線となりました。
ユーロドルは、ドル円の半分とはいえ年初来高値を更新し続けており、1.09台か「300pips」以上の上昇となり久しぶりに1.12台に回帰しています。
ドル円とユーロドルは、完全に「円高ドル安」の流れが継続し逆相関。
1週間の通貨強弱を分析してもユーロとポンドはさほど買われておらず横ばい。
円買いも強くはなく、いかにドル売りで為替は変動したかがわかります!
来週7月17日(月)からの7月第3週目からのアノマリーとは真逆となる「円高ドル安」の流れは続き強まっていくのか!? に注目です。
FRBのブラックアウト期間により要人発言もなく、FOMCやECB理事会、日銀政策決定会合などを控え、やや落ち着いた週になるかもしれません。
今週の注目指標
7月16日週の注目すべき重要指標は以下のとおりです。
■7月17日(月)日本休場
午前中~中国指標多数
■7月18日(火)日本休場明け
21:30~米国小売売上高
21:30~カナダ消費者物価指数CPI
■7月19日(水)
7:45~NZ消費者物価指数CPI
15:00~英国消費者物価指数CPI・小売物価指数・生産者物価指数
■7月20日(木)ゴト日
21:30~米国新規失業保険申請件数
23:00~米国中古住宅販売件数
■7月21日(金)
8:30~日本消費者物価指数CPI
15:00~英国小売売上高
ぜひ参考になさってください!
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