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【FOMC速報】0.25bp利上げ継続

【FOMC速報】0.25bp利上げ継続

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日本GW中となった5月「FOMC/FRB米国政策金利」。

相次ぐ米国銀行破綻の報道が飛び交う中、どういった対応や声明が出るか世界中が注目していました。

直前の「FedWatch」による市場予測では、0.25bp利上げ=91%ほど。

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FF金利はターミナルレートへ

5月3日(水)深夜27:00発表の結果は、コンセンサス通り「0.25bp」の利上げでした。

コレによりFF金利は「5.25%」となりいよいよターミナルレートへ。

米国政策金利は「10会合連続」で約16年ぶり高水準となりました。

FOMC声明では【追加利上げ示唆の文言を削除】。

次回以降の「利上げ停止」を示唆することとなり、ドル円は135円を割れる急落を見せたもののスグに上に戻しました。

米長期債も大きく乱高下しましたが、次第に上に戻す動きを強めドル買いへ。

パウエルFRB議長の会見中はさほど動かず。終わってから急落を開始し、為替も大きく急変動する展開。

特に10年債・5年債・2年債が激しく変動していました。

米10年債・5年債・2年債チャート

ドル円も下から上にと動きましたが1円以内と限定的で、パウエルFRB議長の会見が終わったと同時に急落を再び開始。

再び下に長くつけていたヒゲを埋めに下落しました。

2023年5月4日パウエルFRB議長発言後の米ドル円チャート

通貨強弱を見ても「ドル買い・売り」「円買い・売り」が交錯し、激しく何度も上下しているのがわかります。

2023年5月4日FOMC直後の通貨強弱チャート
橙色:米ドルUSD 水色:円JPY 赤色:ユーロEUR 緑色:ポンドGBP 青色:豪ドルAUD 桃色:NZドルNZD 茶色:フランCHF 紫色:カナダドルCAD

パウエルFRB議長の会見内容

パウエルFRB議長による会見の内容は…、

「米国の銀行システムは健全で回復力がある」
「銀行の状況は3月初旬から大幅に改善」
「物価の安定なくして持続的な強い労働市場の実現はあり得ない」
「データに依存したアプローチを採用」
「インフレを下げるプロセスには長い道のり」
「私の予測ではリセッションではなく、緩やかな成長」
「債務上限を迅速に引き上げることが不可欠」
「金融政策、金融安定策はうまく機能」
「地方銀行は非常に重要な目的を果たしている」
「信用の引き締りが更なる不確実性を与える」
「金利が十分に制限的かどうか評価を継続、水準はおそらくそれほど遠くない」
「FRBの行動が適切と判断するために数カ月のデータが必要」
「労働市場はいくらか軟化も依然強すぎる」
「FOMCのインフレ予測は利下げと合致しない」
「インフレが高止まりすれば、利下げはしない」
などなど。

インフレ率自体は少し緩やかになり落ち着いてきましたが、依然として高い状況であり、適正な2%には長い道のりです。

現段階では利上げ停止は時期尚早で、今回も「全会満場一致」での利上げとなりました。

しかし、追加利上げについての文言は削除されています。

毎会合ごとに決定していく内容から、次回からは利上げ停止の可能性はかなり強まったと思われます。

現在、円安は明確に反応していますが、米ドルの方向性はハッキリしません。

利上げ停止から利下げを匂わす内容となっているので、市場の反応はセオリー通り「ドル売り」でジワジワとハッキリしてくるのかに注目です。

翌日4日(木)からも「ECB政策金利&声明発表」「ラガルドECB総裁の定例記者会見」、5日(金)「米国雇用統計」といった重要指標が盛り沢山。

トレーダーさんは気をつけて下さい!

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FX「外国為替」編集部
FX「外国為替」編集部。たくさんの投資家の人生が、FXのおかげでほんの少し豊かになる—。そんな未来を目指して2022年8月に『外国為替』を創刊。雑誌は全国の書店およびAmazonで発売しています。
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